JR北鎌倉駅より徒歩1分!臨済宗大本山 “円覚寺” を観光!

関東
本記事の内容
  1. 「円覚寺」ってどんな所??(概要)
  2. 「円覚寺」へのアクセス
  3. 「円覚寺」境内の様子

こんにちは、ショウです!

今回は、神奈川県鎌倉市にある、臨済宗大本山の “円覚寺” について紹介します!

神奈川県鎌倉市は、今から約1000年以上前に鎌倉幕府が開かれた土地として、その歴史的背景の影響を受けた神社・仏閣が特に多いです。 “円覚寺” は、格式の高い禅寺である鎌倉五山の中でも第二位の格式を誇ります。

鎌倉五山:臨済宗の格付けで決まった5つの寺院のことで、鎌倉幕府の5代執権・北条時頼の頃、中国の五山の制に倣って導入されました。

  1位:建長寺 2位:円覚寺 3位:寿福寺 4位:浄智寺 5位:浄妙寺

それでは、詳しく紹介していきます!

ちなみに、本記事の内容は、自分が2022年6月11日に現地に行った時の内容を基に書いています。

円覚寺概要

“円覚寺(えんがくじ)” は、神奈川県鎌倉市にある寺院で、以下のような特徴があります。

円覚寺の特徴
  1. 臨済宗円覚寺派の大本山
  2. 1282年、鎌倉幕府第8代執権北条時宗が中国の宋から高僧の無学祖元(仏光国師)(むがくそげん ぶっこうこくし)を迎えて創建した禅宗寺院
  3. 元寇の役(文永・弘安の役)で亡くなった両軍の兵士を弔うことを目的に創建された
  4. 鎌倉五山の第二位
  5. 本尊は宝冠釈迦如来坐像
  6. 境内の舎利殿や洪鐘(おおがね)は国宝に指定されている

以上のような特徴があります。JR北鎌倉駅から徒歩1分と、観光のアクセスも非常に良いです。

基本情報

住所住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内409
TEL0467-22-0478
アクセスJR北鎌倉駅より徒歩1分
営業時間3月~11月-8:00~16:30
12月~2月-8:00~16:00
定休日年中無休
参観料大人(高校生以上)500円、小人(小中学生)200円、障害者無料
駐車場無(近隣の有料駐車場を利用)

円覚寺散策

円覚寺を目指して

“円覚寺” はJR北鎌倉駅から徒歩1分と、駅の本当に近くの場所にあります。周辺には紫陽花の名所である “明月院” もあり、同じ日に観光することも可能です。

ちなみに “明月院” で見た紫陽花の様子はこちら↓

北鎌倉駅への線路に沿って歩いていると、線路と逆の方に、円覚寺の拝観入り口に続く階段が見えてきます。

この階段を上ると円覚寺の総門があります。

円覚寺山門

円覚寺 “山門”

総門が拝観入り口となっており、拝観料を支払って境内に入ると、円覚寺の山門があります。

円覚寺のシンボルとも言われており、夏目漱石の小説「門」の舞台ともなっています。

円覚寺の山門は、神奈川県の重要文化財となっています。

円覚寺仏殿

円覚寺 “仏殿”

山門を過ぎると、円覚寺の仏殿があります。この仏殿は1923年の関東大震災で一度倒壊してしまい、1964年に再建された鉄筋コンクリート造の建物となっています。

仏殿内には、円覚寺の御本尊である宝冠釈迦如来坐像が祀られており、天井には「白龍図」が描かれています。

また、仏殿前に植えられているビャクシンの古木は、市指定の天然記念物です。

方丈の庭園~妙香池

方丈の庭園

仏殿を過ぎて、境内をまっすぐ進んでいくと、円覚寺の方丈に着きます。

※方丈:お寺の住職が住む建物

写真は、円覚寺の方丈の庭園です。

日本庭園を思い起こさせるような落ち着いた雰囲気の庭園となっています。

妙香池

円覚寺の方丈を過ぎると、左手に “妙香池(みょうこうち)” が見えてきます。

写真右上、池から露出している岩は “虎頭岩” と呼ばれています。

円覚寺の妙香池は、国指定の名勝となっています。

当日は、水面に苔が少し浮いていて残念。。。

円覚寺舎利殿~黄梅院

円覚寺 “舎利殿”

さらに奥に進むと、円覚寺の “舎利殿” があります。

円覚寺の舎利殿は、1951年に国宝として指定されており、神奈川県で唯一の国宝建造物となっています。

※舎利殿:仏様の骨や遺灰を祀るお堂

円覚寺の舎利殿には「佛牙舎利(ぶつげしゃり)」と呼ばれるお釈迦様の歯が祀られています。

円覚寺の舎利殿は、一般の参拝者は基本的には立ち入ることができず限られた日のみ公開されます。

白鹿洞

“白鹿洞(びゃくろくどう)” です。

円覚寺開堂の日、無学祖元(仏光国師)の説法を聴こうとして集まった人々と共に、白鹿がこの洞穴から出てきて群れを成し、説法を聴いたと伝えられています。

黄梅院

“黄梅院(おうばいいん)” です。ここが、境内の最奥になります。

ご本尊は千手観音菩薩で、災難除け・病気平癒・夫婦円満・恋愛成就・安産などのご利益があると言われています。

1368年、室町幕府2代将軍足利義詮の遺骨が分骨されました。

参拝ルートとしては、ここが最奥となり、ここから来たルートを引き返します。

弁天堂・国宝洪鐘

弁天堂

黄梅院から引き返し、仏殿あたりまで戻り、横道に入ると上に続く階段(石段)があります。

この階段を上ると “弁天堂” があります。

国宝洪鐘

弁天堂のすぐ近くにある “洪鐘(おおがね)” です。

円覚寺の洪鐘は、関東で最も大きな洪鐘(高さ259.5㎝)となっており、国宝に指定されています。

洪鐘の起源は、1301年、北条貞時が国家安泰を願い寄進、鋳造(ちゅうぞう)を開始。2度失敗しましたが、北条貞時が江ノ島の弁財天に祈願したことで3回目の鋳造で成功しました。

洪鐘鋳造に成功した北条貞時は、江ノ島の弁財天に感謝し、円覚寺に弁天堂を建立しました。

境内にはいろんな所に紫陽花の花が咲いていました。明月院に比べると規模は小さいですが、いろんな所に小規模ながらも優雅に咲いています。

最後に。。。

今回は、神奈川県鎌倉市の “円覚寺” を紹介しました。

国宝に指定されている円覚寺の舎利殿及び洪鐘、名勝に選ばれている妙香池、その他仏殿や山門など、鎌倉時代の歴史を感じることができると思います。

円覚寺は、鎌倉市内の紅葉の名所としても知られているので、紅葉の時期の訪れるのも良いと思います。

“円覚寺” 以外の鎌倉の観光スポットについてはこちら↓

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