- 「吹割の滝」ってどんな所??(概要)
- 「吹割の滝」へのアクセス
- 「吹割の滝」の様子
- 「吹割の滝」のお土産 利根沼田産リンゴ使用アップルパイ等
こんにちは、ショウです!
今回は、群馬県沼田市の “吹割の滝” について紹介します!
“吹割の滝” は、群馬県沼田市にある滝で、「東洋のナイアガラ」と称されています。「天然記念物及び名勝」に指定されており、日本の滝百選にも選ばれています。春先は雪解け水によって滝の水の勢いは増し、秋は周りの木々が紅葉に色づくなど、季節によって滝の姿が変わり、そこがまた魅力的です。
それでは、詳しく紹介していきます!
ちなみに、本記事の内容は、自分が2022年8月14日に現地に行った時の内容を基に書いています。
吹割の滝概要
“吹割の滝” は、群馬県沼田市にある滝のことで、以下のような特徴があります。
- 高さ7m、幅30mほどの大きさを誇る
- 「東洋のナイアガラ」と呼ばれている
- 1936年に国指定天然記念物及び名勝に指定された
- 日本の滝100選に選ばれている
- 利根川水系
- 900万年前の火山の噴火に伴う岩石が冷え固まったもので(凝灰岩)、その後浸食を繰り返し、現在の姿になった
- 河床の凝灰岩・花崗岩の柔らかい部分が、水の流れに侵食され、多数の割れ目を生じた。これが、あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えることから「吹割の滝」と名付けられた。
- 上毛かるた(群馬のかるた)に詠まれている(『た』滝は吹割 片品渓谷)
以上のような特徴があります。
“吹割の滝” が流れるこの渓谷は、吹割渓谷(片品渓谷)と呼ばれており、渓谷内には “鱒飛の滝” や “般若岩” などの奇岩も見ることができます。
基本情報
住所 | 〒378-0303 群馬県沼田市利根町追貝 |
TEL | 0278-56-2111(沼田市役所 利根支所 観光係) |
アクセス | ①関越自動車道沼田IC下車後、車で約20分 ②上越線:JR沼田駅からバス40分(1番のりば「鎌田~鳩待峠行バス連絡所・大清水・丸沼高原スキー場行き) ③上越新幹線:JR上毛高原駅からバス70分(2番のりば「老神温泉・鳩待峠行バス連絡所・大清水行き」) |
営業時間 | 見学自由(夜間通行止め、12月~3月は遊歩道冬期閉鎖) |
定休日 | 散策自由(一部通り抜け不可の場合あり) |
駐車場 | 有 |
吹割渓谷散策
滝スポットを目指して
今回は、車で吹割渓谷に向かいました。午前中~お昼にかけて、同じ群馬県沼田市の
たんばらラベンダーパークを楽しんだ後、吹割渓谷に向かいました。
たんばらラベンダーパークの様子はこちら↓
たんばらラベンダーパークから車で約1時間運転した後、吹割渓谷に到着することができます。

吹割渓谷への注意喚起の看板がありました。この看板の横にある道から吹割渓谷に向かいます。
吹割渓谷への入り口は、はっきり言ってかなりわかりにくいです!
普通の歩道を横道に入っていくような感じなので、案内の看板を見逃さないように注意しましょう。
ちなみに、入り口付近には、駐車場が結構あります。中には、無料駐車場と有料駐車場が隣り合っていることもあるので注意してください。


看板を過ぎると、滝スポットに向けて、ひたすら遊歩道を下の方へ下っていきます。
しばらくすると、吹割渓谷の下流部にある鱒飛の滝(ますとびのたき)が見えてきます。
鱒飛の滝(ますとびのたき)

吹割渓谷の下流部に位置する滝である “鱒飛の滝(ますとびのたき)” です。
その昔、鱒がこの滝を超えようと懸命に飛び跳ねていたことから名付けられたようです。

高さ15m、幅6mほどです。水の勢いがすごく、近くで見ると水しぶきが豪快に飛んできます。天然のミストのように思われ、気持ちよかったです。

鱒飛の滝付近の様子です。進入禁止のロープはありますが、結構近くから滝を見ることができます。
地面がとても滑るため、転倒及び滝壺に落ちないように気を付けましょう!
遊歩道~般若岩

吹割渓谷の遊歩道です。
見ての通り、一人分ぐらいの幅しかありません。人とすれ違う際は、譲り合って行きましょう。
滝に落ちないように注意!!


吹割渓谷には、高さ数十メートルに及ぶ奇岩が連なる「岩壁群」が広がっています。

“般若岩(はんにゃいわ)” です(写真中央)。
岩壁の様子が般若に似ていることからこのように呼ばれています。よく見ると、般若が口を大きく開けて待ち受けているようにも見えます。自然の力の凄さを感じました。
吹割の滝

吹割渓谷の上流部に位置する滝である “吹割の滝(ふきわれのたき)” です。東洋のナイアガラと称されており、高さ7m幅30mにも及びます。



水の流れがすさまじく、うっかり水の中に入ったら一気に流されそうです。
写真は8月の状態ですが、4、5月頃は雪解け水の影響で、さらに水の勢いが増すみたいです。
橋の上から


吹割渓谷の上の方(吹割の滝の上流の方)にかかっている “浮島橋” です。この橋の上から、吹割の滝の上流部分を上から見ることができます。

浮島橋の上から見た吹割の滝の上流部分の景色です。遊歩道から見える景色とまた違った景色を見ることができます。
吹割の滝の上流部であるこの川幅の広い浅瀬は “千畳敷(せんじょうじき)” と呼ばれています(凝灰岩の河床)。
ちなみに、写真真ん中右寄りにある岩は “夫婦岩” と呼ばれています。

浮島橋を渡った先には浮島があります。この浮島には “浮島観音堂(うきしまかんのんどう)” と呼ばれる堂があります。堂内には、日光東照宮の眠り猫などを手掛けた左甚五郎(ひだりじんごろう)作の「浮島如意輪観音」が安置されています。

浮島からさらに向こう側に架かっている “吹割橋” です。
吹割橋を渡たると、自然の遊歩道が続き、そこから吹割の滝全体を上から見渡すことのできる観瀑台があります。
ぜひ、豪快で、かつ美しい自然や滝の姿を楽しんでください!
吹割の滝のお土産
吹割の滝近辺には、お土産を買うことのできるお店「吹割の滝 伽羅苑」(きゃらえん)があります。今回、吹割の滝を観光した際に購入したお土産を紹介します。

「吹割リンゴの手作りアップルパイ」です。利根沼田産のリンゴが使用されています。テレビ番組でも紹介され、人気を集めています。


アップルパイを切ってみると、かなり大きめにカットされたリンゴが入っていました。
リンゴは冷やした方が甘みが増すという性質があります。そのため、一度冷蔵庫で冷やしてから食べると、リンゴの甘みがさらに際立ちます!

「リンゴバタードライ」です。ドライリンゴをバターパウダーで仕上げたもののようです。ちなみに、食品表示を見ると、原材料のリンゴは利根沼田産ではなく、中国産となっていました。

あくまで主観ですが、リンゴが原材料となっているため、やはり冷やしてから食べた方がリンゴの甘みを感じることができると思います。
本商品は常温保存ができる商品です。賞味期限も、購入日から数カ月先と、けっこう日持ちがします。
ちなみに、沼田市はリンゴの生産が盛んですが、群馬県にはこの他にも様々な名産があります。詳しくはこちら↓
最後に。。。
今回は “吹割の滝” について紹介しました。
東洋のナイアガラと称され、日本の滝100選にも選ばれた日本を代表する滝のうちの1つです。また、上から流れ落ちる滝を見上げるのではなく、流れ落ちる滝を上から見下ろす形となっています。
実際のナイアガラの滝(カナダ)と比べると、規模が小さいですが、一度見る価値は十分にあると思います。
雪解け後の春先、真夏、紅葉の時期、気温の下がる冬と、季節によっていろいろな姿を見ることもできるので、ぜひ一度訪れてみてください。
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