“あしかがフラワーパーク” は、栃木県足利市にあるフラワーパークです。園内では、年間を通して季節の花を楽しむことができます。
その中でも、4月中旬~5月中旬に行われる大藤まつり「ふじのはな物語」と10月中旬~2月中旬に行われるイルミネーション「光の花の庭」は、特に多くの来園者が訪れます。
そこで今回は、あしかがフラワーパークについてと、4月中旬~5月中旬に行われる大藤まつり「ふじのはな物語」について、自分が実際に現地に行った時の体験を基に紹介します。
ちなみに、本記事の内容は、自分がこれまで複数回に渡って現地に行った時の内容を基に書いています。
あしかがフラワーパーク概要
まずは、あしかがフラワーパークにまだ行ったことのない方のために、あしかがフラワーパークがどんな所か簡単に紹介します!
以上のような特徴があります。
年間を通してパーク内を楽しむことができますが、4月中旬~5月中旬の「ふじのはな物語」と10月下旬~2月中旬の「光の花の庭」の2つは、特に多くの来園者が訪れ、人気の時期となっています。
ちなみに、あしかがフラワーパークのウインターイルミネーション “光の花の庭” については、こちらで詳しく紹介しています↓
基本情報
住所 | 〒329-4216 栃木県足利市迫間町607 |
TEL | 0284-91-4939 |
アクセス | ①電車:JR両毛線「あしかがフラワーパーク駅」より徒歩3分 ②車:北関東自動車道「足利IC」から約15分 東北自動車道「佐野藤岡IC」から約18分 |
営業時間 | 10:00~17:00(大藤まつり、イルミネーション時期は変動あり) |
定休日 | 無(12/31及び2月第3水・木曜日は休園) |
駐車場 | 有(常設300台、繁忙期は臨時駐車場6,000台) |
大藤まつり~ふじのはな物語~
4月中旬~5月中旬にかけて楽しむことができる “ふじのはな物語” です。
約1か月以上、350本以上の藤の花を楽しむことができ、開花時期の早い順に「うすべに藤」「むらさき藤」「白藤」「きばな藤」の順に咲き誇ります。
特に、樹齢160年以上の藤棚や、長さ80mもの白藤のトンネルは必見です!
GW中の大藤まつり
「ふじのはな物語~大藤まつり~」の時期は、通常の開園時間と異なり、一番の見頃である4月下旬~5月上旬のゴールデンウィークの時期は朝7:00から入園することができます。
5月上旬のゴールデンウィーク中のあしかがフラワーパークの入場口の様子です。
この時の時間は早朝7時30分、すでに入場口には多くの来園者で混雑していました。大藤まつりの人気の高さを実感します。
早朝ですでに混雑しており、日中はさらに多くの来園者で混み合います。
大藤まつり開催中は臨時駐車場によって多くの駐車スペースが確保されています(約6,000台)。そのため、駐車場空き待ちになる心配はありませんが、駐車場所によっては、入場口まで約5分ほど歩くことになります。
あしかがフラワーパークの目の前には、最寄り駅であるJRあしかがフラワーパーク駅もあるため、電車で現地に向かうのも1つの手かもしれません。
入園口を過ぎるとすぐ目の前に、メインである藤の花を見ることができます。
藤の花とは
- 4月中旬から5月上旬にかけて花を咲かせる、マメ科のつる性植物であり、蝶のような小花を房状に垂れ下げるように花を咲かせ、ほのかな芳香があります。
- 藤の花は、その優美さから古来より日本人に愛されてきました。
さまざまな藤の花
園内を散策すると、様々な種類の藤の花を見ることができます。
4月中旬ごろから藤の花の開花が始まり、その色ごとに、うす紅・紫・白・黄色の順に開花していきます。
ゴールデンウィーク中は、一番の見所である紫・白の藤の花がちょうど見頃を迎えています。
ふじのはな物語のシンボル “大藤”
入園口を通って最初に見ることができる大藤の藤棚です。
紫色の藤の花であり、藤棚の広さは600畳ほどで、大藤の樹齢は160年にも及ぶあしかがフラワーパークのシンボル的存在です。
この大藤の藤棚は、栃木県指定天然記念物となっています。
4月下旬ごろから見頃を迎えますが、5月上旬頃になると、一部開花の終わっているものもありました。開花状況はその年の状況によって若干変動するので、注意しましょう。
長さ約80m “白藤のトンネル”
続いて、白色の藤の花である白藤です。
紫色の大藤に負けず劣らずの規模で咲き誇っています。
この白藤は約80mほどの長さのトンネルのようになっており、歩きながらじっくり白藤を楽しむことができます。
この白藤のトンネルは、栃木県指定天然記念物となっています。
白藤は、紫色の藤の花の次に開花します。5月上旬頃、一部開花の終わっていた大藤ですが、白藤はちょうど見頃を迎えていました。
一番見頃の良い時期の白藤を楽しんでください。
八重咲品種 “八重黒龍”
藤の花の八重咲品種である “八重黒龍” です。
園内の中で比較的花の香りが強く、遠くから見るとブドウの房のように咲いています。
開花時期は、大藤とほぼ同時期であり、5月上旬でも綺麗に咲いていました。
この “八重黒龍” は、栃木県指定天然記念物となっています。
八重咲き(やえざき)とは
花の花びらが何重にも重なって咲く咲き方のことであり、通常の咲き方に比べてボリュームがあり、華やかな雰囲気があるのが特徴です。
⇔一重咲き(ひとえざき):花の基本的な咲き方であり、花弁が重ならず1列に並ぶ咲き方
その他の藤の花々
園内には、藤棚や白藤トンネル、八重黒龍のほかにも様々な藤の花が咲いていました。
園内で見た藤の花々のいろんな姿、その一部を紹介します!
“きばな藤” は、園内の藤の花の中で開花時期が最も遅く、5月上旬~中旬にかけて見頃を迎えます。
掲載しているきばな藤の写真は、5月上旬に撮影したものです。
5月上旬頃、少しずつ “きばな藤” の開花は進んでおり、その姿を見ることができました。見頃を迎えるのは、ゴールデンウィーク明けのようです。
園内には、このきばな藤のトンネルもあります。ほかの藤の花と見頃は少しずれますが、タイミングが合えば、楽しんでいってもらいたいです。
“むらさき藤のスクリーン” です。
園内の食事処 “あじさい” の近くで見ることができます。
スクリーン状に咲き誇るむらさき藤の姿は圧巻であり、周りの他の花々、池に写りこむ姿と共に素晴らしい作品を作り上げており、人気の撮影スポットとなっています。
藤の花以外に咲いている季節の花々
ふじのはな物語では、大藤や白藤などの藤の花以外にも、ツツジやルピナスなど、様々な種類の季節の花々を楽しむことができます。
特にツツジの花は、園内に5000本ほど植えられており、ふじのはな物語のもう一つの見所となっています。
園内に咲いている、藤の花以外の季節の花々の一部を紹介します!
園内には、藤の花とツツジの花が一緒に咲いている所があります。
むらさき藤や白藤、赤色や桃色といった様々な色のツツジの花など、いろんな種類の花が組み合わさることで、非常に美しい風景を生み出しています。
様々な花が生み出す美しい風景は、日常の癒しになるでしょう。。。
藤の花とツツジの花の見頃の時期は若干異なるため、その年の季節要因によっては、ツツジの見頃が過ぎている場合もあるため、気を付けましょう。
藤ソフトと4色そば
ふじのはな物語では、大藤をモチーフにしたソフトクリームである藤ソフトと、4色の藤の花を表現した4色そばを食べることができます。
藤ソフト
紫色に輝く大藤をモチーフにした藤ソフトです。
紫色のソフトクリームは珍しく、その紫色は園内の大藤を思い起こさせ、視覚的にも楽しむことができます。実際に食べてみると、ほのかに藤の花の香りが漂ってきて、とてもおいしいです。
藤ソフトとバニラとのミックスもあります。こちらは、バニラの部分が白色で、園内の白藤を思い起こすことができます。
園内の藤の花を思い起こさせ、視覚的にも楽しむことのできる藤ソフトをぜひ食べていってください。
4色そば
園内のレストランで食べることのできる4色そばです。
そばの色は、赤色・紫色・白色・黄色と4色あり、開花時期の異なる “うす紅藤” “大藤” “白藤” “きばな藤” という、4色の藤の花を表現しています。
これらの藤の花は、見頃の時期が異なるため、全てを同じ時期に楽しむのは難しいです。
4色そばは、見頃の時期が異なる4色の藤の花を一度に思い起こしながら食べることができます。見頃を見逃してしまった藤、今が見頃の藤、これから見頃を迎える藤を思い描きながら4色そばを楽しんでください!
大藤まつり補足
あしかがフラワーパークの大藤まつりに行く際に、覚えておいてほしいことが何点かあるので、補足として紹介します。
大藤まつり開催中に利用できる大型臨時駐車場
あしかがフラワーパークの大藤まつり開催期間中で、特に混み合う時期は、通常の常設駐車場(300台)のほかに、臨時駐車場が約6,000台用意されています。
駐車券等の必要は無く、誰でも無料で利用することができます。
駐車場の係員の方が誘導してくれるので、指示に従って駐車しましょう。
臨時駐車場に約6,000台駐車できますが、繁忙期であるゴールデンウィーク中は、昼時にはほぼ全ての駐車場が埋まってしまい、駐車場近辺で渋滞が発生することもあります。
スムーズに駐車するために、早めの時間帯に行くか、後述するJRあしかがフラワーパーク駅を利用することをおすすめします。
最寄り駅「JRあしかがフラワーパーク駅」
あしかがフラワーパークのすぐ近くには、JRあしかがフラワーパーク駅があります。
あしかがフラワーパークから徒歩約3分ほどの所にあり、県外から電車で来られる方、県内住みでも駐車場に車を止められるか不安な方、車を持っていない方でも安心してあしかがフラワーパークに到着することができます。
JRあしかがフラワーパーク駅から外に出てまっすぐ進むと、道路の向こう側に入場口への案内板が掲示されています。
正面ゲートと西口ゲートの2つの入場ゲートに向かうことができ、どちらのゲートに向かう場合でも、所要時間は同じくらいです。
2つある入場ゲート
あしかがフラワーパークには、「西口ゲート」と「正面ゲート」の2つの入場ゲートがあります。
どちらのゲートから入場しても、入場料金は変わりませんが、園内を見て回る順路が異なります。
西口ゲートは、繁忙期に利用できる大型臨時駐車場から近く、ここから入場すると、大藤まつりのシンボル「大藤の藤棚」がすぐ目の前にあります。
メインの藤棚をすぐ見ることができますが、臨時駐車場から近いため、入場ゲートはかなり混み合います。
正面ゲートは、駅を出て左の方へ向かうと到着できます。駐車場利用の方は、西口ゲートを通り過ぎ、さらに3分ほど歩くと到着できます。
駐車場から離れているため、西口ゲートより混み合わず、ある程度スムーズに入場することができます。
正面ゲートから入場すると、フラワーステージのあるエリアの近くに出ます。見頃を迎えているさまざまな花を見ることができ、しばらくいろんな花を観賞した後、白藤のトンネルなどを経由して、大藤の藤棚のあるエリアに行くことができます。
最後に。。。
今回は、あしかがフラワーパークについて紹介しました。
世界の夢の旅行先に選ばれた「ふじのはな物語」、日本三大イルミネーションに選ばれた「光の花の庭」、その他様々な季節の花を楽しむことができ、年間を通して楽しむことができます。
パークのすぐ目の前に最寄り駅もあり、アクセスも良く、繁忙期には臨時駐車場も用意されており、安心して来園することができます。
ぜひ、いろんな時期のあしかがフラワーパークを楽しんでください!
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