
群馬県にある「四万温泉」ってどんな温泉??

四万温泉で楽しむことのできるおすすめ食べ歩きグルメが知りたい!

本記事では、そんな疑問にお答えします!
- 「四万温泉」ってどんな温泉??(概要)
- 「四万温泉」でのおすすめ食べ歩きグルメとお店について
群馬県の四万温泉は、吾妻郡中之条町を流れる一級河川の四万川沿いにある温泉であり、「草津温泉」「伊香保温泉」「水上温泉」と並んで群馬4大温泉地に選ばれるほどの名泉となっています。
周囲を山々に囲まれ、四季の変化も豊富で、刺激が少なく柔らかい泉質を持ち、国民保養温泉地にも選ばれています。
そんな四万温泉には、温泉街が四万川沿いに広がっており、そこではお食事処やお土産屋さん、宿泊旅館・ホテルなど、さまざまな施設が展開しています。
本記事では主に、四万温泉での食べ歩きにおすすめのお店・グルメについて、自分が実際に現地に行った時の体験を基に紹介します。
四万温泉とは
まずは、四万温泉にまだ行ったことのない方のために、四万温泉がどんな温泉か、簡単に紹介します!
- 草津温泉、伊香保温泉、みなかみ温泉郷とともに、群馬の四大温泉地として有名
- 泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)であり、pH平均7.7
- 湧出量は、毎分約3,500ℓ
- 源泉は42ヶ所あり、内39ヶ所が自然湧出となっている
- 四万温泉の名前の由来は、『四万(よんまん)の病を癒す霊泉』であるとする伝説から
- 昭和29年に国民保養温泉地の第1号に指定された
- 四万川沿いに位置し、周囲を山々に囲まれ、標高も高く、避暑地としても最適な温泉(四季の変化も豊富)
- 以下の2つの開湯伝説がある
①征夷大将軍「坂上田村麻呂」が蝦夷征伐の際に、入浴したのがはじまり
②源頼光の家臣・日向守碓氷貞光が、四万温泉を訪れた際に「四万の病脳を治する霊泉を授ける」と夢枕に信託を受けて、湯が湧き出した
以上のような特徴のある温泉です。群馬県の四大温泉地の1つであり、国民保養温泉地にも選ばれている名泉です。

江戸時代には、県内各地や江戸からも来遊があったほど、歴史のある温泉だよ

酸性の強い、同じ群馬県の草津温泉の上がり湯(仕上げ湯)としても利用されていたよ

国民保養温泉地には、四万温泉以外にも由布院温泉(大分)、酸ヶ湯温泉(青森)、乳頭温泉郷(秋田)、銀山温泉(山形)、奥飛騨温泉郷(岐阜)などがあるよ
国民保養温泉地とは
環境省が指定する、国民の健康増進と健全な休養を図ることを目的として、特に優れた条件を備えている温泉地
四万温泉の温泉街



四万温泉の温泉街は、四万川沿いに約3km以上にも連なって広がっています。
この四万川沿いに、いろんなグルメのお店やお食事処、お土産屋さん、宿泊ホテル・旅館等が展開しています。
四万川沿いのいろんな所にお店等が点在していますが、宿泊旅館「積善館」や四万グランドホテルのあるエリア周辺に、比較的お店等が集まっている印象なので、このエリア周辺を観光の拠点にするのがおすすめです。
食べ歩きにおすすめのお店①高田屋菓子舖の「おいらんふろう」と「温泉饅頭」
おいらんふろう


高田屋菓子舖で食べることのできる「おいらんふろう」
高田屋菓子舖の名物和菓子であり、高田屋菓子舖でしか食べることのできないオリジナル商品です(商標登録されています)。
四万温泉の特産品「花いんげん豆」を使った和菓子であり、添加物を一切使わず、自然な味に仕上げた濡甘納豆となっています。
添加物を一切使っていないため、花いんげん豆本来の優しい甘みを感じることができる和菓子です。

「おいらんふろう」の日持ちとしては、一週間くらいだって、店員さんが言っていたよ

高田屋菓子舖では、一口サイズのオリジナル温泉饅頭も食べることができます。
温泉饅頭の皮には黒糖が入っているため、少し黒っぽい見た目となっており、温泉饅頭の中にはこしあんが入っています。
入っているこしあんの量はけっこう多く、こしあんの甘みと黒糖入りの皮の味わいがマッチして、とてもおいしく頂くことができます。
写真のものは、食べ歩き用のバラ売りのものですが、店内には10個入り・15個入り・20個入りと、お土産用の温泉饅頭も販売されているので、ぜひ購入しましょう。

温泉饅頭は生菓子のため、購入したら早めに食べるようにしよう(目安2日程度)
高田屋菓子舖

「おいらんふろう」や温泉饅頭を楽しむことのできる「高田屋菓子舖」
四万温泉街にある和菓子製造店であり、先ほど紹介した温泉饅頭や、「おいらんふろう」のように地元の特産品を利用したいろんな種類の和菓子を販売しています。
販売されている和菓子は、全て無添加自家製で製造されています。
店舗の近くには、四万温泉の宿泊旅館である「積善館」「四万グランドホテル」「四万たむら」や共同浴場「河原の湯」、そして最寄りのバス停が目の前にあり、観光のためのアクセスも非常に良いです。
ぜひ一度、立ち寄ってみてください!
店名 | 高田屋菓子舖 |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4232 |
TEL | 0279-64-2702 |
営業時間 | 8:30~18:00 |
定休日 | 無休 |
食べ歩きにおすすめのお店②くれないの「湯むしうな重」
湯むしうな重

くれないで食べることのできる「湯むしうな重」
四万温泉の温泉水で蒸されたうなぎをご飯に乗せた、独自の調理方法で作られたうな重です。
実際に食べてみると、うなぎの身はとてもふっくらとしており、箸でほぐれるほど柔らかいです。また、うな重にかかっているタレは、味がそこまで濃くはなく、うなぎ本来のうま味や味わいを際立たせてくれています。
お店で食べることのできるうなぎ料理には、湯むしうな重のほかにも、「蒲焼き」や「白焼き」も用意されています。

うなぎ料理のほかに、「いわな」や「やまめ」など川魚の塩焼きも単品で頼むことができます。
掲載した写真は「いわな塩焼き」であり、シンプルに、塩のみの味付けですが、塩味が効いてとてもおいしく頂けます。
くれない

湯むしうな重を楽しむことのできる「くれない」
昭和9年創業の老舗の川魚料理店であり、先ほど紹介した「うなぎ」「いわな」「やまめ」などの川魚料理のほか、温泉雑炊、群馬の地酒、上野村産猪豚使用の「くれないの焼き豚」なども楽しむことができます。


お店は四万川沿いにあるため、店内の窓からは四万川を眺めながら食事を楽しむことができます。
四万川の清らかな流れを眺めながら、川魚料理を楽しんでください。
店名 | くれない |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4143-2 |
TEL | 0279-64-2006 |
営業時間 | 11:00~14:00 |
定休日 | 不定休 |
食べ歩きにおすすめのお店③楓月堂の「夢まくら」と「温泉饅頭」
夢まくら


楓月堂で食べることのできる「夢まくら」
楓月堂で販売されているオリジナルの和菓子であり、四万温泉の開湯伝説にちなんで作られた伝説銘菓です。
真っ白な求肥で餡を包んだ1口サイズの和菓子となっており、中身の餡はくるみ餡と柚子餡の2つがあります。
※求肥(ぎゅうひ):和菓子の材料の1つであり、白玉粉または餅粉に砂糖や水あめを加えて練り上げたもの
くるみ餡の夢まくらは、小豆餡をベースに、刻みくるみが練りこまれており、小豆餡の甘みの中に刻みくるみの食感がアクセントとなっています。
柚子餡の夢まくらは、地元産の柚子がふんだんに使われており、柚子特有の爽やかな風味を味わうことができます。

四万温泉の開湯伝説の1つに、『源頼光の四天王の1人である日向守碓氷貞光が、四万温泉を訪れた際に「四万の病脳を治する霊泉を授ける」と夢枕に信託を受けて、湯が湧き出した』という伝説があるよ

楓月堂には、オリジナルの温泉饅頭も販売されています。
高田屋菓子舖の温泉饅頭のような黒糖入りの温泉饅頭ではないため、生地は淡い茶色となっています。
「こしあん」と「つぶあん」の両方の饅頭が用意されており、生地はフワフワでとても柔らかい温泉饅頭となっているため、食べ歩き用としてぜひ食べてみてください!
楓月堂(ふうげつどう)

夢まくらを楽しむことのできる「楓月堂」
創業75年になる、四万温泉の老舗の和菓子店であり、先ほど紹介した銘菓夢まくらをはじめ、オリジナルの温泉饅頭や羊羹なども販売されています。
先ほど紹介した夢まくらは、お土産用の6個入り(くるみ餡×3、柚子餡×3)のものであるが、店内にはイートインスペースもあり、夢まくら・温泉饅頭・羊羹を、抹茶や煎茶とのセットで頂くことができます。
お土産購入や、四万温泉観光の小休止として、ぜひ利用してみてください!
店名 | 楓月堂 |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-34 |
TEL | 0279-64-2508 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | 不定休 |
食べ歩きにおすすめのお店④柏屋カフェの「四万温泉焼きプリン」
四万温泉焼きプリン

柏屋カフェで食べることのできる「四万温泉焼きプリン」
四万温泉のご当地温泉プリンであり、柏屋カフェ2002年開業以来、ずっと親しまれている人気のプリンです。
群馬県産のミルクやクリーム、卵をふんだんに使って、店内のオーブンで焼き上げられた手作りプリンとなっており、バニラビーンズがトッピングされています。
実際に食べてみると、食感がとても滑らかで、ミルクやクリーム、卵の濃厚な味わいを楽しむことができ、かつ甘すぎないため、とても食べやすいプリンとなっています。

こちらは温泉マークが入った可愛らしいドリンク「温泉マークカプチーノ」
柏屋カフェでは温泉マークカプチーノのほかに、カフェラテ・カプチーノ・コーヒー・エスプレッソなど、いろんな種類のコーヒーメニューが用意されており、店内自家焙煎のNAKAYOSHI COFFEE の豆を使用しています。
柏屋カフェ

四万温泉焼きプリンを楽しむことのできる「柏屋カフェ」
四万温泉の宿泊旅館「柏屋旅館」を運営している、有限会社柏屋によって運営されているカフェであり、昭和レトロな店内の雰囲気が特徴的で、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
先ほど紹介した「四万温泉焼きプリン」や「温泉マークカプチーノ」のほかに、キーマカレーとタイカレーの2種類の味が一度に味わえる「柏屋カレー」、魚介入りエスニック風スープにパスタ麺を入れた「イタリアンラーメン」などのオリジナルメニューや、各種ドリンク・デザートなどを楽しむことができます。
店内の席からは、温泉街を眺めながら食事を楽しむことができるので、昭和レトロな雰囲気に包まれながら、ゆったりとした時間を過ごしてください。
店名 | 柏屋カフェ |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-45 |
TEL | 0279-64-2414 |
営業時間 | 10:00~17:00(L.O.16:30) |
定休日 | 毎週木曜 |
食べ歩きにおすすめのお店⑤焼まんじゅう島村の「焼きまんじゅう」
焼きまんじゅう

焼まんじゅう島村で食べることのできる「焼きまんじゅう」
群馬県のソウルフードである焼きまんじゅうを楽しむことができます。

「焼きまんじゅう」は、小麦粉から作った、餡の入っていない蒸した饅頭を竹串に刺して両面を焼き、両面に味噌タレを塗った群馬県の郷土料理だよ

群馬県は、地理的特性により、昔から小麦の生産が盛んだよ
焼まんじゅう島村で食べることのできる「焼きまんじゅう」は、小麦粉を米糀で発酵させた無添加の酒まんじゅうに、お店秘伝の甘味噌タレを両面に塗り、炭火でじっくり焼き上げ、焼きあがったらさらに両面に甘味噌タレを両面に塗って提供されます。
焼きまんじゅうは、1串に4つ刺さっており、食べてみると、パンのような食感で、とても柔らかく、甘味噌タレともマッチしており、とてもおいしいです。
1串に4つは多いのでは??と思うかもしれませんが、とても柔らかい食感で食べやすいため、4つでも問題なく食べ切れてしまうので、安心してください。
焼まんじゅう島村

焼きまんじゅうを楽しむことのできる「焼まんじゅう島村」
四万温泉での、焼きまんじゅうの人気店であり、店内にはテレビでもよく見かける有名人の方が訪れた際の写真がたくさん飾られています。
店内にはイートイン席として、テーブルと椅子が用意されています。テイクアウトも可能ですが、イートインの場合は、焼きまんじゅうをお皿に乗せて提供してくれるので、テーブル席でゆっくりと味わうことができます。
群馬県のソウルフードを、ぜひ味わって行ってください!

ちなみに、店舗は先ほど紹介した柏屋カフェの向かい側にあるよ
店名 | 焼まんじゅう島村 |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4237-23 |
TEL | 0279-64-2735 |
営業時間 | 10:00~完売次第終了 |
定休日 | 不定休 |
食べ歩きにおすすめのお店⑥そば三昧中島屋の「石臼挽きそば」
石臼(いしうす)挽きそば

そば三昧中島屋で食べることのできる「石臼挽きそば」
地元・群馬県の嬬恋高原産のそばと北海道産のそばをブレンドし、石臼で挽いたそば粉を使った手打ちそばを食べることができます。
そばは1人前でせいろ2つ分となっています(せいろが小さいため、1人前でせいろ2つ分となります)。
※上の写真は、ミニ丼とのセットのため、せいろが1つです。
そばつゆを付けて食べてみると、そばののど越しが非常に良く、サッパリとした味わいで、とても食べやすくおいしいです。
注文できるそばのメニューとしては、シンプルな「せいろ蕎麦」や、四万温泉でとれたキノコや山菜を使った「きのこ蕎麦」「山菜せいろ」その他「天ぷらそば」「とろろそば」「鴨せいろ」などが用意されています。
また、ミニ丼とのセットにする場合、玉子丼・親子丼・カツ丼・天丼・カレーの中から選ぶことができます。
そば三昧中島屋

石臼挽きそばを楽しむことのできる「そば三昧中島屋」
先ほど紹介した通り、群馬県産と北海道産のそばをブレンドしたそば粉を使った、いろんな種類の石臼挽きそばを楽しむことができます。
食事の最後には、そば湯も楽しむことができます。
15:00閉店ですが、そばが売り切れ次第終了となり、閉店時間前にそばが売り切れることもある人気のお店となっています。
石臼挽きそばを、地元の食材と一緒にぜひ食べてみてください!
店名 | そば三昧中島屋 |
住所 | 〒377-0601 群馬県吾妻郡中之条町四万4231 |
TEL | 0279-64-2400 |
営業時間 | 11:00~15:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 不定休 |
食べ歩きにおすすめのお店⑦Grand No Cafeの「四万ブルージェラート」
四万ブルージェラート

Grand No Cafeで食べることのできる「四万ブルージェラート」
鮮やかな青色に輝く奥四万湖「四万ブルー」をイメージしたジェラートであり、四万ブルーのような鮮やかな青色のジェラートとなっています。
ジェラートの味は、オレンジとライムのミックスとなっており、柑橘系らしい爽やかな味わいを楽しむことができます。
四万ブルージェラートのほかにも、抹茶・花豆・温泉饅頭・ミルク・カフェラテ・リンゴ・ラムレーズン・ピスタチオ・チョコレート・レモン・ストロベリー・蜂蜜キャラメル・パイナップルヨーグルトなど、いろんな味のジェラートが用意されているので、お気に入りの味のジェラートを楽しみましょう。
Grand No Cafe


四万ブルージェラートを楽しむことのできる「Grand No Cafe」
四万温泉の宿泊ホテル「四万グランドホテル」の1階にあるカフェであり、ホテルの入り口から中に入ると、すぐ右側にカフェがあります。
ホテル内にあるカフェですが、ホテルの宿泊者でなくてもカフェを利用することができるので、安心して訪れてみてください。
最後に。。。
今回は群馬県の四万温泉でのおすすめ食べ歩きグルメとそのお店について紹介しました。
温泉饅頭やご当地プリンなど、温泉街での定番グルメをはじめ、うなぎ料理など、その土地の特徴を生かしたご当地グルメも楽しむことができます。
四万川沿いにお店や旅館などが広がっているため、メインの温泉街を少し離れたところにも、おすすめスポットやお店が点在しているので、四万川沿いに歩いてみるのもおすすめです。
本記事の内容が、群馬県の四万温泉を楽しむことのできるきっかけの1つになることができれば、嬉しいです。
コメント
四万温泉知りませんでしたが、
記事を拝見して魅力が伝わってきました!
温泉街も雰囲気良いし、川の水すごい
綺麗なので魚もきっと美味しいんでしょうね!
焼きプリンも食べてみたいです!
草津、伊香保も行ってみたいですが、
四万温泉も行ってみたいと思います!
四万温泉は、自然が豊かで、温泉街を流れる四万川もきれいで、静かで落ち着いた雰囲気があります!
ブログで紹介できていないグルメもたくさんあり、温泉もとても気持ちが良いので、ぜひ行ってみてください!