【長崎県】長崎新地中華街での食べ歩き!おすすめの名物・グルメ10選!

長崎中華街の食べ歩き 九州

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長崎県にある新地中華街ってどんな所??

中華街で食べることのできる名物・グルメを詳しく知りたい!

本記事では、そんな疑問にお答えします!

本記事の内容
  1. 長崎県にある中華街「新地中華街」について(概要)
  2. 新地中華街で食べることのできる名物・グルメとそのお店について

長崎県は、鎖国を行っていた江戸時代において、唯一外国と貿易を行っていた街であり、海外の文化の影響を受けた独自の文化が築かれています。

そんな長崎県には、鎖国下でも貿易を行っていた中国から移住してきた中国人によって形成された「長崎新地中華街」という中華街があります。定番の中華料理を食べることのできるお店はもちろん、長崎独自の長崎名物・グルメを楽しむことのできるお店もたくさんあります。

本記事では、長崎市の「長崎新地中華街」について、自分が実際に現地に行った時の体験を基に、食べ歩きにおすすめのお店をメインに紹介します。

ちなみに、本記事の内容は、自分が2024年5月に実際に現地に行った時の体験を基に書いています。

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長崎新地中華街とは

長崎中華街

まずは、長崎新地(しんち)中華街にまだ行ったことのない方のために、長崎新地中華街がどんな所か簡単に紹介します!

「長崎新地中華街」概要
  1. 長崎県長崎市にある中華街であり、神奈川県の横浜市「横浜中華街」、兵庫県の神戸市「南京中華街」と並ぶ日本三大中華街の1つ
  2. 江戸時代の鎖国下で、貿易を行っていた中国から移住してきた中国人が、幕末に長崎の新地に移り住んだことが、長崎新地中華街の起源(ちなみに新地は、江戸時代中期に、中国からの貿易品の倉庫を建てるために、海を埋め立てて作られた)
  3. 東西・南北合わせて約250mの十字路に中華料理店や中国菓子、中国雑貨など、約40店舗が軒を連ねている
  4. 長崎の中華街は、横浜・神戸と比べると規模は小さいが、街の誕生は1571年(安土桃山時代、長崎港開港時期)と、歴史がとても古い(横浜・神戸は明治期に発展)
  5. 中華街内では、中華まんや中華スイーツのほかに、「ちゃんぽん」や「皿うどん」などの長崎名物も楽しむことができる

以上のような特徴があります。

日本三大中華街に選ばれており、その中では比較的小さめな中華街ですが、中華街の誕生は最も古く、歴史を感じることのできる中華街となっています。

以降は、長崎新地中華街の基本情報や、長崎新地中華街でのおすすめグルメやお店などを、実際に現地に行った時の体験を基に紹介します。

基本情報

住所〒850-0842 長崎県長崎市新地町10-13(長崎新地中華街商店街振興組合)
TEL095-822-6540(長崎新地中華街商店街振興組合)
アクセス①長崎駅前南口バス停からバスで約7分、新地中華街バス停下車徒歩約1分
②長崎駅前から路面電車(崇福寺行)で約7分、新地中華街下車徒歩約1分
営業時間店舗により異なる
定休日店舗により異なる
駐車場周辺の有料駐車場利用

食べ歩きにおすすめのグルメ①肉まん

長崎中華街の肉まん
肉まん

中華街での食べ歩きの定番グルメ「肉まん」

中華まんの一種であり、豚肉をメインに玉ねぎ、タケノコ、干しシイタケなどの野菜をみじん切りにした具材を、小麦粉・水・砂糖・酵母・ベーキングパウダーなどを捏ねて発酵させて作った柔らかい皮で包み、蒸して作られます。

日本には1349年に伝わったとされているが、当時は仏教の影響で肉食が禁止されていたため、肉入りの中華まんは、肉食が解禁になった明治以降に普及しました。

長崎新地中華街では、大人の握りこぶしくらいの大きさの、比較的小さめの肉まんが、いろんなお店で販売されています。比較的小さめなので、食べ歩きにはピッタリのサイズであり、食べた瞬間、中の肉汁も溢れるため、肉まんのうま味を存分に味わうことができます。

肉まんの価格としては、1個300円で販売されているお店が多いです。

食べ歩きにおすすめのグルメ②角煮まん

長崎中華街の角煮まん
角煮まん

長崎県のご当地グルメの1つである「角煮まん」

豚バラ肉を醤油やみりん、砂糖などでじっくり長時間煮込んで作る角煮を、先ほど肉まんで紹介した中華まんの皮で包んだ、肉まんと並んで、中華街の定番食べ歩きグルメの1つです。

ふわふわモチモチの中華まんの生地に豚の角煮が包まれており、食べてみると、豚の角煮の柔らかくホロホロとした食感と、豚肉のうま味・甘みを存分に味わうことができます。

角煮まんの発祥は江戸時代まで遡り、鎖国時に中国と貿易を行っていた長崎の出島で、中国から伝わった「とんぽうろう(東坡肉)」という豚バラ肉の中華風煮込み料理が、日本風に調理され、豚の角煮として広まりました。この豚の角煮を手軽に食べる方法として、角煮まんが誕生し、以後、長崎名物として有名になりました。

長崎新地中華街では、比較的小さめですが、肉のうま味・甘みをしっかり感じることのできる角煮まんが、いろんなお店で販売されています。サイズが小さめなので、いろんなグルメを食べ歩きたい方にはピッタリです。

角煮まんの価格としては、1個300~400円で販売されているお店が多いです。

食べ歩きにおすすめのグルメ③長崎かすてらソフトサンド

長崎カステラソフト
長崎かすてらソフトサンド

長崎県の名物スイーツであり、ポルトガルから伝わった南蛮菓子を日本風にアレンジした和菓子長崎カステラ」

長崎土産の定番でもあり、県内には長崎カステラを取り扱う数多くのお店が展開されています。その中には、「文明堂総本店」「福砂屋」「松翁軒」など、長崎カステラの老舗のお店も数多くあります。

長崎新地中華街には、長崎カステラとソフトクリームがコラボした「長崎かすてらソフトサンド」を楽しむことができます。

長崎中華街のお店

長崎かすてらソフトサンドを楽しむことができるお店「泰安洋行(タイアンヨウコウ)」

長崎新地中華街の中華門の比較的近くにあるお店であり、食べ歩き用の長崎かすてらソフトサンドを店頭で販売しています。

注文できる長崎かすてらサンドは、

  1. ハニーかすてらサンド
  2. 抹茶かすてらサンド
  3. チョコかすてらサンド

以上の3種類のかすてらサンドが用意されており、いずれも料金は1個390円です。

かすてらサンド以外にも、お土産用の通常の長崎カステラも販売されているので、長崎に来た記念にぜひ味わってみてください!

食べ歩きにおすすめのグルメ④ハトシ

はとし
はとし

長崎県の郷土料理である「ハトシ」

ビのすり身を食パンで挟み、それを油で揚げて作った長崎県の郷土料理であり、明治時代に中国(当時の清)から長崎県に伝来しました。

中国語では「蝦多志(ハートーシー)」と書き、蝦=エビ、多士=トーストを意味し、中華風エビトーストという意味の料理となります。

実際にはエビのすり身のほかに、魚のすり身を使う場合もあり、野菜やチーズ、ひじきなどを混ぜてアレンジを加えることもできます。

長崎新地中華街では、食べ歩き用の「ハトシ」を販売しているお店はいくつかあり、価格は上に載せた写真の大きさのもので、1個400円前後くらいです。

食べ歩きにおすすめのグルメ⑤長崎ちゃんぽん

長崎ちゃんぽん
長崎ちゃんぽん

長崎県のソウルフードである「長崎ちゃんぽん」

野菜や魚介、肉など、十数種類の食材を炒め、鶏ガラと豚骨ベースのスープで味を調えたところに、特製のコシのある太麺を入れて煮立てた、長崎県のご当地グルメです。

1皿にたくさんの種類の具材が入っており、主に使われている具材は、豚肉、エビ、イカ、かまぼこ、キャベツ、モヤシ、タマネギ、ニンジン、キクラゲなどさまざまです。

長崎県は、鎖国を行っていた江戸時代において、唯一外国と貿易を行っていた街であり、海外の文化の影響を受けた独自の文化が築かれています。「ちゃんぽん」という名前の由来も、

  1. 中国語の「ご飯を食べる」という意味の「喰飯(シャンポン)」
  2. ポルトガル語の「混ぜる」という意味の「チャンポン」
  3. 沖縄の「ごちゃまぜ」という意味の方言「チャンプルー」

など、名前の由来は諸説いろいろあります。

ちなみに、長崎ちゃんぽんが生まれたのは明治時代中期であり、当時中華料理店「四海樓」の店主であった陳平順が、長崎県にいる多くの中国人たちに安くてボリュームがあり、栄養価の高い食事を提供するために生み出されたといわれています。

長崎新地中華街では、長崎ちゃんぽんを店内で食べていくことのできるお店がいくつかあります。価格は1杯1,000円前後で食べることができます。

食べ歩きにおすすめのグルメ⑥長崎ミルクセーキ

ミルクセーキ
長崎ミルクセーキ

長崎県のご当地スイーツである「長崎ミルクセーキ」

長崎市で、大正末期から昭和初期にかけて生まれたアイスデザートであり、「食べるミルクセーキ」として全国的に知られています。

ミルクセーキは牛乳、卵、砂糖を主成分とするクリーミーな甘い飲み物であり、19世紀末にアメリカで生まれ、日本には明治時代に伝わりました。本来は、飲み物として広まったミルクセーキですが、長崎では「食べ物」として広まっています。

長崎では夏の猛暑をしのぐために、ミルクセーキに砕いた氷を入れて、スプーンですくって食べるシャーベット状のフローズンデザートとして楽しむ、「食べるミルクセーキ」として広まりました。

長崎新地中華街では、「出島亭」というお店で食べ歩き用のミルクセーキが販売されており、価格は400円です。

食べ歩きにおすすめのグルメ⑦水餃子

水餃子
水餃子

餃子を茹でた後に湯切りして作られた「水餃子(茹で餃子)」

餃子の起源は中国の紀元前206年ほど前まで遡り、豚肉や白菜、ニラなどで作った餡を、小麦粉で作った皮で包み、それを加熱調理して作られます。例として水餃子の場合は、皮を厚めにし、お湯で茹で、湯切りして食べられます。

餃子は、成形後の加熱方法の違いにより、「水餃子(茹で餃子)」「焼き餃子」「蒸し餃子」「揚げ餃子」など、いくつかの種類があります。本場「中国」では水餃子が主流であり、おかずとして食べている日本とは異なり、主食として食べられることが一般的のようです。

長崎新地中華街では、食べ歩き用で販売されている水餃子は少なく、ほとんどがイートインとして店内で食べていく場合がほとんどとなり、価格は一皿300円~400円くらいです。

食べ歩きにおすすめのグルメ⑧小籠包

小籠包と桃まん
小籠包(写真左)

上の写真の左側にある、少し小さめの中華まん「小籠包(しょうろんぽう)」

ゼラチンを加えてゼリー状にしたスープを、豚ひき肉と混ぜて餡にし、その餡を小麦粉から作られた薄い皮で包み、蒸籠で蒸した、中国・台湾・マレーシアなどを中心に食べられている中華料理です。

ゼラチンが加えられているため、蒸して出来上がった小籠包は、皮の中でスープが溶け出しており、食べてみると豚肉のうま味とスープのジューシーな味わいを両方楽しむことができます。

通常の肉まんと小籠包を加えると、小籠包の方がサイズが小さく、皮も薄めであるが、先述の通り、ゼラチンを加えたスープが加わっているため、肉まんとはまた違った味わいを体験できます。

長崎新地中華街では、肉まんなどと同様、食べ歩き用で販売しているお店がたくさんあり、価格としては、1個100円、3個300円などで販売しているお店が多いです。

食べ歩きにおすすめのグルメ⑨桃まん

小籠包と桃まん
桃まん(写真右)

上の写真の右側にある、ほんのりとしたピンク色の中華まん「桃まん(桃饅頭)」

小麦粉と水を捏ね、酵母を加えて発酵させた生地に餡を包んで、桃の形に成形した後に蒸して作られる饅頭であり、場合によっては食紅などを使って色を付ける場合もあります。

「桃まん(桃饅頭)」という名前ですが、桃が入っているわけではないので、桃の味はありません。桃の形に成形する饅頭なので、桃まんと覚えましょう。

ちなみに、中国では桃は邪気を払い、不老不死を与える縁起の良い果物として親しまれているため、お祝いの日には桃の形をした饅頭を食べるようになったようです。

中身の餡の種類はいろいろありますが、長崎新地中華街では、甘さ控えめのこしあんが入っており、価格はお店によりますが、上の写真の大きさで、1個100円くらいです。

食べ歩きにおすすめのグルメ⑩ごま団子

胡麻だんご
ごま団子

中華料理の定番デザートの1つ「ごま団子」

ゴマやゴマ油を混ぜたこしあんを、白玉粉と砂糖、水を入れて混ぜた生地で包んで直径3cmほどの団子状にし、表面に白ゴマ及び黒ゴマをまぶして、低温の油で揚げた団子です。

ごま団子の起源は、中国の漢の時代まで遡ります。漢の文帝が正月の15日、ある戦いに勝利したことを民衆と共に祝う「元宵節(げんしょうせつ)」という行事があり、その行事で出されていた「元宵」という、ごま餡の入った団子が、現在のごま団子の由来といわれています。

長崎新地中華街では、食べ歩き用のごま団子を販売しているお店がいろんな所にあり、イートインのお店でも、ごま団子がメニューにあるお店がたくさんあります。長崎新地中華街のいろんな所で食べることのできるごま団子ですが、価格は1個100円くらいで食べることができます。

「長崎新地中華街」についての補足

日本三大中華街の中では規模が小さい

日本には、長崎県の長崎市「長崎新地中華街」、神奈川県の横浜市「横浜中華街」、兵庫県の神戸市「南京中華街」と、3つの大きな中華街があり、これらは日本三大中華街と呼ばれています。

先述の通り、長崎新地中華街は、「横浜中華街」「南京中華街」の2つと比べると、中華街としての規模は小さめです。具体的な規模でいうと、

  1. 横浜中華街-総店舗数600店以上(うち、中国料理店220店舗以上)
  2. 南京中華街-東西約270m、南北約110mのエリアに店舗が100以上、横浜中華街の4分の1ほどの規模
  3. 長崎新地中華街-東西・南北合わせて250mの十字路に約40店舗

以上のような規模の違いがあります。

規模は小さめですが、逆に言うと散策がしやすく、1つのお店にゆっくり立ち寄ることができ、スムーズに観光できるという利点があります。

「長崎グルメ」を楽しめる長崎新地中華街

長崎新地中華街では、定番の中華グルメに加えて、長崎独自の「長崎グルメ」も楽しむことができます。これは他の中華街では体験することができない、長崎新地中華街での特徴です。

長崎県には、これまで紹介してきた「角煮まん」「長崎カステラ」「ハトシ」「長崎ミルクセーキ」「長崎ちゃんぽん」など、長崎独自の影響を受けたさまざまな名物・グルメがあり、長崎新地中華街ではこれらの長崎グルメを楽しむことができます。

もちろん、肉まんや小籠包、水餃子、ゴマ団子など、定番の中華料理も食べることもできるので、長崎グルメと一緒に楽しみましょう。

長崎ランタンフェスティバル

長崎ランタンフェスティバル

長崎県には、中国の旧正月を祝う行事「春節(しゅんせつ)祭」を起源としたお祭り「長崎ランタンフェスティバル」という光の祭典があります。

開催期間中は、約15,000個ものランタン(中国提灯)や大型オブジェが長崎の街の至るところに飾られ、点灯時はとても幻想的な雰囲気を造り上げており、毎年100万人以上の観光客が県内外から訪れています。

長崎新地中華街でも、たくさんのランタンや大型オブジェが飾られています。開催期間は、毎年1月から2月にかけて、春節に合わせて2週間開催されています。この行事も、他の中華街では体験できないので、開催期間中に訪れた方は、ぜひ楽しんでいってください!

最後に。。。

今回は「長崎新地中華街」について紹介しました。

日本三大中華街の中では比較的規模が小さめですが、その歴史は最も古く、中華街定番の肉まんや小籠包、ゴマ団子のほかに、長崎名物である長崎ちゃんぽん、長崎カステラ、長崎ミルクセーキ、ハトシ、角煮まんなど、さまざまな名物・グルメを楽しむことができます。

規模が小さめですが、観光しやすく、いろんなお店やグルメを効率よく楽しむことができると思います。

本記事の内容が、長崎観光を楽しむことのできるきっかけの1つのなることができれば、嬉しいです。

ちなみに、長崎市のおすすめの宿泊ホテルについては、こちらでも紹介しています↓

また、食べ歩きにおすすめのお店や、評判の良いお店を見つける方法として、以下のような方法も参考にしてみてください↓

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