大分県の別府温泉にある「悠彩の宿 望海」ってどんな旅館??
旅館の食事や温泉施設、部屋の様子など、いろんなことが知りたい!
本記事では、そんな疑問にお答えします!
大分県の別府温泉は、温泉の源泉数が世界一、湧出量が日本一という、日本を代表する温泉であり、別府市内の主要な8つの温泉は「別府八湯」と呼ばれています。
そんな大分県別府市には、地域によってさまざまな泉質の温泉があり、それらの温泉を楽しむことのできる温泉旅館もたくさんあります。
そこで今回は、大分県の別府温泉を楽しむことのできるおすすめの温泉旅館の1つである「悠彩(ゆうさい)の宿 望海(ぼうかい)」について、自分が実際に宿泊した時の体験を基に紹介します。
ちなみに、本記事の内容は、自分が2024年5月16日~17日に実際に宿泊した時の体験を基に書いています。
別府温泉とは
別府温泉の特徴
まずは、別府温泉にまだ行ったことのない方のために、別府温泉がどのような温泉か簡単に紹介します!
以上のような特徴のある温泉です。源泉数が世界一、湧出量が日本一という、日本を代表する温泉となっています。
別府温泉の日本一の湧出量は、①自然湧出量、②掘削した量、③ポンプなどで汲み上げている量の全てを合計した量。
ポンプ等を使わずに湧き出ている自然湧出量は、群馬県の草津温泉が日本一
別府八湯について
別府温泉(広義)にある数多くの温泉の中で、特に主要な8つの温泉は「別府八湯(べっぷはっとう)」と呼ばれています。
以下で、別府八湯のそれぞれの特徴を簡単に紹介します。
- 別府(べっぷ)温泉(狭義)-JR別府駅周辺に位置する温泉街であり、飲食店や別府タワーなど、別府八湯の中で温泉街は最も歓楽的要素が強い。単純泉、食塩泉、重曹泉、重炭酸土類泉など。
- 浜脇(はまわき)温泉-JR東別府駅の前の海沿いに位置する、朝見川の河口一帯にある温泉街。炭酸水素塩泉、塩化物泉など。
- 観海寺(かんかいじ)温泉-朝見川上流の山の斜面の古い街道沿いにある温泉街。単純泉、含重曹食塩泉など。
- 堀田(ほりた)温泉-観海寺温泉のさらに奥、由布院温泉へ向かう九州横断道路沿いにある源泉地帯。弱酸性低張性高温泉、硫黄泉など。
- 明礬(みょうばん)温泉-別府市街地から少し離れた伽藍岳中腹の標高400mの所にある地熱地帯。酸性硫化水素泉、緑ばん泉など。
- 鉄輪(かんなわ)温泉-別府市街と明礬温泉との中間にあり、別府地獄めぐりの中心(海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄)に位置する。単純泉、食塩泉、炭酸鉄泉など。
- 柴石(しばせき)温泉-血の海地獄や竜巻地獄の一帯にある温泉。含鉄泉、硫酸塩泉など。
- 亀川(かめがわ)温泉-JR亀川駅すぐの海沿いにある温泉街。ナトリウム・塩化物泉。
「悠彩の宿 望海」は、別府八湯のうち「別府温泉(狭義)」に分類されるよ!
「悠彩(ゆうさい)の宿 望海(ぼうかい)」とは(概要)
別府温泉の旅館の1つである “悠彩の宿 望海” について紹介します!
以上のような特徴のある旅館です。
以降は、「悠彩の宿 望海」についての基本情報や、実際に宿泊した時の体験記などを紹介していきます!
基本情報・周辺情報
基本情報
住所 | 〒874-0920 大分県別府市北浜3-8-7 |
TEL | 0977-22-1241 |
アクセス | ①JR別府駅より徒歩約15分 ②大分自動車道別府ICより車で約15分 |
駐車場 | 有(約40台・無料) |
チェックイン | 15:00~ |
チェックアウト | ~10:00 |
Wi-Fi | 有(無料) |
周辺情報
- JR別府駅-宿より徒歩約15分
- 別府タワー-宿より徒歩約2分
- セブンイレブン別府タワー店-宿より徒歩約2分
- 別府スパビーチ-宿より徒歩約3分
- 別府地獄めぐり-宿より車で約20分 ※JR別府駅からのバスあり
- うみたまご(大分マリーンパレス水族館)-宿より車で約7分
- 高崎山自然動物園-宿より車で約8分
- 別府ロープウェイ-宿より車で約18分 など
“悠彩の宿 望海” 宿泊体験記
「悠彩の宿 望海」へ向かうには
「悠彩の宿 望海」の最寄り駅は、JR別府駅です。JR別府駅は、東口と西口に分かれており、「悠彩の宿 望海」へ向かう時は、JR別府駅の東口の方から外へ出ます。
JR別府駅の東口には、「油屋熊八の像」があるから、目印にしてね!
JR別府駅の東口には、別府温泉の手湯もあるよ(単純温泉・41~42℃)
東口から外へ出たら、JR別府駅を背にしてひたすらまっすぐ道路に沿って歩いていきます(途中、左手の方に「御宿 野乃別府」が見えます)。約8分ほど歩いていくと、目の前にロイヤルホストが見えてくるので、このロイヤルホストを目印に十字路を左に曲がります。
ロイヤルホストを目印に左に曲がった後、またしばらく歩いていくと、別府タワーが見えてきます。この別府タワーを目印に2つ目の曲がり角を右に曲がると、「悠彩の宿 望海」に到着することができます(別府湾の方に向かうような感じです)。
※別府タワーの近くにもバス停があるため、亀の井バス26系列のバスに乗り「別府タワー前」で降車し、旅館に向かうという方法もあります。
「悠彩の宿 望海」外観
「悠彩の宿 望海」の外観です。別府湾沿いに旅館があり、温泉旅館にしては珍しく、街中に旅館が展開してあります。
入り口から中に入ると、右手の方にフロントがあるので、ここでチェックインを行います。その際、入湯税も一緒に支払います。
チェックインを済ませた後、宿泊する部屋の鍵を受け取り、スタッフさんの案内で部屋の方に向かいます。
宿泊する部屋のドアはオートロック式ではないので、覚えておこう
「悠彩の宿 望海」部屋の様子
「悠彩の宿 望海」に宿泊した際に実際に宿泊した部屋の様子を紹介します。
部屋のリビング
今回宿泊した部屋は、和洋室(ツインベッド+和室8畳)です。8畳の和室がベースとなっており、その奥にツインベッドが設置されている広々としたお部屋となっています。
部屋の備品としては、テレビやテーブル、空気清浄機、冷蔵庫、バスタオル、ハンドタオル、浴衣など、一通りのものが揃っており、無料でWi-Fiも利用できます。
部屋のタイプはこれ以外にも和室(33室)、洋室(4室)があり、和洋室は14室あります。また、部屋によっては、半露天風呂付きの客室もあります。
「悠彩の宿 望海」は別府湾に面しているため、部屋の窓からは別府湾が一望できます。
ツインベッドも、ベッドに横になりながら別府湾を見渡せるように配置されているため、別府湾を見渡しながら部屋での時間をゆっくりと過ごすことができます。
部屋のクローゼットの中には、浴衣や帯、バスタオル、フェイスタオルが用意されています。
館内の温泉施設にはバスタオルが用意されていないため、ここからバスタオル等を出して持って行きましょう。
部屋の洗面所・浴室・トイレ
部屋の洗面台・浴室・トイレは全て別々になっているセパレートタイプです。
洗面台には、歯ブラシやコップ、ドライヤー、ハンドタオルなどが用意されています。
浴室は、浴槽が無くシャワーのみの利用となっており、シャンプー・コンディショナー・ボディソープが完備されています。
「悠彩の宿 望海」には、後述する温泉施設を利用することができますが、シャワーのみで済ませたい方は、こちらを利用しましょう。
「悠彩の宿 望海」食事
夕食
「悠彩の宿 望海」での夕食は、宿泊する部屋で食べる、旅館自慢の創作会席料理となっています。
チェックインを済ませ、部屋に案内された際、スタッフさんから夕食の時間をいつ頃にするか聞かれるので、希望の時間を伝えると、その時間帯にスタッフさんが部屋に夕食を用意してくれます。
夕食のメインは、大分名物の関(せき)サバや関アジの姿造りと、おおいた和牛のステーキです。
どちらも大分県を代表する名物であり、特に関サバ・関アジの姿造りに関しては、十分すぎるほどの量を提供してもらえます。
プランによっては、これらにフグの刺身も付いてきます。一言でいうと、とても贅沢な夕食の内容となっています。
先ほど紹介したメイン料理のほかにも、天ぷらや釜めし、茶碗蒸しなど、さまざまな料理を食べることができます。一度に全ての料理が揃うのではなく、最初に運ばれてきた料理が食べ終わったタイミングで次の料理が運ばれてくるので、常に出来たての状態で料理を楽しむことができます。
夕食の最後には、食後のデザートも出してもらえます。夕食を食べ終わった後は、スタッフさんに連絡をすると、夕食を片付けてもらえます。
大分県自慢の海の幸および山の幸を存分に楽しみましょう!
宿泊プランによっては、「伊勢エビ」がメインのプランもあるよ!
宿泊プランによっては「関サバ」や「フグ刺し」を付けないプランもあるから、自分の食べ切れるくらいの量の夕食プランにしよう!
朝食
「悠彩の宿 望海」での朝食は、旅館内の朝食会場で食べる朝食御膳となっています。
朝食会場は、旅館の6階となっており、チェックイン後に宿泊する部屋に案内された際に「朝食券」を受け取ることができるので、その「朝食券」を朝食会場へ持って行き、朝食をいただきましょう。
釜炊きされたほかほかの白ご飯を中心として、地元で採れた食材をふんだんに使ったさまざまな料理が用意されています。
白ご飯の量は、お茶碗2杯分ほどあり、多種多様な料理も揃っているので、飽きることなく、朝から十分すぎるほど贅沢な朝食を楽しむことができます。
朝食会場は別府湾に面しているため、別府湾を見渡しながら朝食を楽しむことができます。
座る席に関しては、旅館の方であらかじめ決められているので、どの席に座れるかはわかりませんが、どの席に座っても、別府湾を見渡せるほど広々とした景色が広がっています。
広々とした別府湾を見渡しながらの旅館の朝食を楽しみましょう!
「悠彩の宿 望海」温泉施設
泉質
別府温泉(広義)は、約2,000を超える日本一の源泉数を誇り、市内にある温泉の中で、特に主要な8つの温泉は「別府八湯」と呼ばれています。「悠彩の宿 望海」では、この別府八湯のうち「別府温泉(狭義)」に属する温泉を楽しむことができます。
「悠彩の宿 望海」の温泉について簡単にまとめると、以下のようになっています。
【源泉名】ホテル望海
【泉質】ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
【効能】切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、神経痛、筋肉痛、関節痛など
【源泉温度】55.8℃(気温8.9℃)
【湧出量】3,600ℓ/h
【pH】8.3
※源泉温度が高いため、入浴に適した温度になるように加水を行っています(源泉率約90%、源泉温度約55℃→浴槽温度約43℃)
「悠彩の宿 望海」では、これから紹介する①大浴場と②屋上露天風呂の2つのタイプの温泉を楽しむことができます。
大浴場
「悠彩の宿 望海」の大浴場(内湯)は、当館の2階にあります。
「さざなみの湯」と「なごみの湯」の2つの大浴場があり、自分が宿泊した時は、「さざなみの湯」が男湯、「なごみの湯」が女湯でした。
大浴場(内湯)には洗い場が10席用意されており、シャンプー・コンディショナー・ボディソープが備え付けられています。
大浴場(内湯)の浴槽は、大人が約30人くらいが浸かれるほどの大きさとなっており、かなり広めの温泉となっています。
サウナやジェットバスなどの施設は無いので、純粋に旅館の温泉を楽しみましょう!
大浴場(内湯)の入り口には、館内のスリッパを他の人のスリッパと間違えないように、専用のスリッパタグが用意されています。
脱衣所には、バスタオルが用意されていないので、自分の宿泊する部屋に用意されているバスタオルを持ってきましょう。
フェイスタオルだけは、脱衣所に大量に用意されているので、必要に応じてぜひ利用しましょう!
利用時間-15:00~翌9:30
屋上露天風呂
「悠彩の宿 望海」の7階には、屋上露天風呂があります。
男女別となっており、男湯の方が「あおくもの湯」、女湯の方が「茜の湯」です。
屋上露天風呂には、洗い場が5席あり、シャンプー・コンディショナー・ボディソープが備え付けられています。
露天風呂の浴槽は、大人が約6人くらいが浸かれるほどの大きさとなっており、それほど大きな露天風呂ではありません。しかし、露天風呂の目の前に別府湾が広がっており、別府湾を一望しながら露天風呂を楽しむことができます。
夜間は暗くてあまり別府湾が見えませんが、心地の良い波音を聴くことができます。朝は5:00から入浴することができるので、別府湾を見ながら露天風呂を楽しみましょう!
利用時間-15:00~24:00/翌5:00~9:30
宿泊時の補足
これまで紹介した宿泊体験記のほかに、いくつか補足する点があるので、紹介します。
ウエルカムサービス
「悠彩の宿 望海」の部屋には、ウエルカムサービスとして、2種類のお菓子とペットボトル水が用意されています。
2種類のお菓子の内容としては、大分産ひのひかり米粉を使用した米煎餅(せんべい)と、種無しの干し梅です。このお菓子は、旅館の売店でも販売されています。
ぜひ食べてみて、ゆったりとした時間をお部屋で過ごしましょう!
温泉施設を利用する際の補足点
乳酸菌飲料の無料サービス
「悠彩の宿 望海」では、宿泊者が利用できる乳酸菌飲料の無料サービスを行っています。館内温泉施設の近くに用意されており、乳酸菌飲料を1人1本飲むことができます。
無料で利用することができ、乳酸菌飲料の空き容器を捨てるためのゴミ箱も近くに用意されています。
旅館の方々のおもてなしの心に感謝しながら、温泉入浴後にぜひ利用してみましょう!
屋上露天風呂を利用する際
「悠彩の宿 望海」の7階には「屋上露天風呂」があり、15:00~24:00/翌5:00~9:30の時間帯で利用することができます。
ただ、「悠彩の宿 望海」のエレベーターで向かうことのできる階層は6階までとなっています。そのため、屋上露天風呂を利用する際は、エレベーターで一度6階まで向かい、そこから一度エレベーターを降り、階段を使って7階に向かいましょう。
宿のすぐ近くにあるセブンイレブン・別府タワー
「悠彩の宿 望海」のすぐ近くには、「別府タワー」と「セブンイレブン別府タワー店」があります。
「別府タワー」は、高さ100mの別府市のシンボルとして親しまれているタワーであり、地上55mの展望台からは、別府湾や別府市街が一望できます。また、夜にはライトアップも実施され、日本夜景遺産にも選出されています。
「セブンイレブン別府タワー店」は、旅館のすぐ近くにあり、夜遅くも営業しているため、宿泊している際に、急で何かが必要になった場合、すぐセブンイレブンに買いに行くことができます(旅館内の売店は21時までの営業となっています)。
どちらも旅館から徒歩約2分ほどの所にあるので、必要に応じてぜひ利用しましょう。
最後に。。。
今回は「悠彩の宿 望海」について、紹介しました。
旅館の部屋から別府湾が一望できると同時に、大分名物の旅館の食事、自家源泉の温泉などを楽しむことのできる、別府温泉のおすすめの旅館の1つとなっています。
JR別府駅からのアクセスも比較的良いため、別府観光の拠点としても便利です。
本記事の内容が、大分県の別府温泉を楽しむことのできるきっかけの1つになることができれば、嬉しいです。
ちなみに、別府温泉の観光の定番である「別府地獄めぐり」については、こちらで紹介しています↓
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