栃木県のことをよく知らないんだけど、どんな名物・グルメがあるんだろう??
予備知識が全く無いから、初心者目線で知りたいな
本記事では、そんな疑問にお答えします!
栃木県の有名な名物・グルメと聞いて、多くの方が思い付くのが「宇都宮餃子」だと思います。栃木県宇都宮市は「餃子の街」といわれるほど餃子で有名な地であり、県内には宇都宮餃子のお店が数多く存在します。
しかし、栃木県には宇都宮餃子以外にも、栃木県の歴史や地理的特性と結びついたいろんな名物・グルメが存在します。
今回は、栃木県内で楽しむことのできる名物・グルメと、自分が実際に行ったおすすめのお店を紹介します。
ちなみに、本記事の内容は、自分が2022年~2023年にかけて栃木県に行った時の体験を基に書いています。
栃木県のおすすめ名物①宇都宮餃子
宇都宮餃子とは
“宇都宮餃子” とは、栃木県宇都宮市のご当地グルメです。
栃木県宇都宮市は「餃子の街」として有名となっており、宇都宮市内には、餃子を取り扱うお店が約200軒以上あるといわれています。
1世帯当たりの餃子の購入額が日本国内でトップクラスであり、同じく餃子の街として有名な静岡県浜松市と一二を争っています。
そんな宇都宮餃子の特徴を以下で紹介します。
中国東北部の満州に駐屯していた陸軍第十四師団が、終戦後日本に帰国し、宇都宮に本場の餃子を持ち込み、宇都宮の各地に餃子のお店が開かれるようになったのが、宇都宮が「餃子の街」となったきっかけといわれている
来らっせ
宇都宮餃子を楽しむことのできる「来らっせ(きらっせ)」
宇都宮餃子を食べることのできるたくさんの店舗が集まり、それぞれのお店の宇都宮餃子を楽しむことができる餃子のテーマパークです。例えるなら、神奈川県横浜市にある新横浜ラーメン博物館の餃子verといったイメージです。
「宇都宮餃子会」が運営しており、「MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮」の地下1階に店舗を展開しています。
ちなみに、きらっせとは、栃木県の方言で「来てください」「いらっしゃい」という意味のようです。
住所(本店) | 〒320-0026 栃木県宇都宮市馬場通り2-3-12 MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮 地下1階 |
TEL | 028-614-5388 |
アクセス | ①JR東北本線「宇都宮」駅西口から徒歩15分 ②東武宇都宮線「東武宇都宮」駅から徒歩10分 |
営業時間 | 月~金-11:00~20:30(L.O.20:00) 土・日・祝-11:00~21:00(L.O.20:30) |
定休日 | 無休 |
駐車場 | 有(提携駐車場またはコインパーキングを利用) |
来らっせの「宇都宮餃子」
「来らっせ」では、宇都宮市内で展開しているさまざまな店舗の宇都宮餃子を食べることができます。
その一部を紹介します!
来らっせには「常設店舗」と「日替わり店舗」の2種類があり、上記の写真は全て常設店舗のものです。
来らっせの常設店舗
店舗ごとに特徴の異なるいろんな宇都宮餃子を販売しているため、店舗ごとの宇都宮餃子を食べ比べてみるのも楽しいと思います。
ぜひ、自分のお気に入りの宇都宮餃子を探してみましょう!
栃木県のおすすめ名物②佐野ラーメン
佐野ラーメンとは
“佐野ラーメン” とは、栃木県佐野市で特に親しまれているご当地ラーメンであり、以下のような特徴があります。
以上のような特徴があります。
栃木県で作られる良質な小麦と出流原弁天地の湧き水に代表される良質な水によって作られる、栃木県自慢のご当地ラーメンです。
栃木県内のいろんなお店の「佐野ラーメン」
栃木県を代表するご当地ラーメンである「佐野ラーメン」
1988年には「佐野らーめん会」が発足し、現在では県内に200軒以上の佐野ラーメンのお店が展開されています。
店舗によって、佐野ラーメンのスープ・麺・トッピング等に特徴があり、いろいろな形の佐野ラーメンを楽しむことができます。
以下で、自分が今まで行った佐野ラーメンのお店を紹介します!
店名 | 一乃胡(いちのえびす) |
住所 | 〒327-0003 栃木県佐野市大橋町3234-1 |
TEL | 0283-86-8777 |
営業時間 | ①11:30~15:00 ②17:00~19:30 |
定休日 | 毎週火曜 |
駐車場 | 有(21台) |
店名 | 日向屋(ひなたや) |
住所 | 〒327-0041 栃木県佐野市免鳥町548-7 |
TEL | 0283-22-4620 |
営業時間 | ①11:00~14:30 ②17:00~20:30 |
定休日 | 毎週水曜、第2・4火曜 |
駐車場 | 有(10台) |
どちらのお店も、開店の30分前にはお店の前で開店待ちをしているお客さんが、平日にも関わらず10名以上いるほどの人気店です。
スープはあっさり醤油で、麺はモチモチで柔らかく、スープともよく絡み、おいしく頂くことができます。
いろんなお店の佐野ラーメンを楽しみましょう!
栃木県のおすすめ名物③湯波料理
湯波(ゆば)とは
まずは、湯波(ゆば)についての予備知識として、湯波がどんな食べ物か、どのようにして作られるのか、栃木県に湯波が広まったきっかけなどを紹介していきます!
ゆばについては、以上のような特徴があります。
ゆばはもともと京都で広まり、その後、日本全国に広まっていきました。栃木県日光市でも、精進料理として湯波が広まっていき、京都と同様、ゆばの有名な産地として知られていくようになりました。
ただ、栃木県日光市の湯波と京都の湯葉は、その製法・特徴について、以下のような違いがみられます。
豆乳の表面から “ゆば” を引き上げる際、日光では “ゆば” の真ん中に竹串を差し込んで “ゆば” を二つ折りにして二枚重ねで引き上げますが、京都では “ゆば” の端に竹串を差し込んで1枚にして引き上げます。
そのため、日光の湯波は、京都の湯葉より厚いという特徴があります。
日光の湯波と京都の湯葉については、以上のような違いがみられます。京都の湯葉については、こちらでも詳しく紹介しているので、参考にしてください↓
そんな湯波で有名な栃木県日光市には、湯波料理を楽しむことのできるお店がたくさんあります。
日光もみぢ庵
「ゆば蕎麦」と「ゆば寿司」を楽しむことのできる「日光もみぢ庵」
栃木県の観光スポットの1つである「日光東照宮」からも近く、近くに市営の観光客専用の駐車場もあるため、遠方から来る方にもおすすめです(もちろん、お店専用の駐車場もあります)。
店内はそこまで広くはありませんが、アットホームな雰囲気があり、騒がしくなく、落ち着いてゆっくり湯波料理を楽しむことができます。
住所 | 〒321-1432 栃木県日光市安川町5-8 |
TEL | 0288-54-2145 |
アクセス | ①東武日光駅から2,101m ②日光宇都宮道路日光ICより車で約7分 ③JR・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行または湯元温泉行「安川町」下車後、徒歩3分 |
営業時間 | 月・水-11:30~14:00 土・日-11:30~15:00 |
定休日 | 毎週火曜・木曜・金曜 |
駐車場 | 有(5台) |
日光もみぢ庵の「ゆば寿司」と「ゆば蕎麦」
「日光もみぢ庵」で食べることのできる「ゆば蕎麦・ゆば寿司セット」です。
シャリにゆばが乗った寿司と、ゆばがトッピングされた蕎麦となっており、ゆば寿司とゆば蕎麦の両方を楽しむことのできるお得なセットとなっています。
蕎麦は、温or冷を選ぶことができ、蕎麦をうどんに変更することもできます。また、ゆば寿司・ゆば蕎麦をセットにせず、単品でそれぞれ頼むことも可能です。
実際に食べてみると、湯波の淡白な味わいが他の味を邪魔することなく、寿司醤油・シャリ、そばつゆともマッチしています。湯波の独特の食感も楽しむことができ、いろんな形での湯波を味わうことができます。
日光東照宮近辺には、「日光もみぢ庵」以外にも、湯波を楽しむことのできるお店がたくさんあります。自分好みの湯波料理を楽しみましょう!
栃木県のおすすめ名物④とちぎ和牛
とちぎ和牛とは
とちぎ和牛は、栃木県が誇るブランド牛であり、以下のような特徴があります。
以上のような特徴があります。
日本でもトップクラスの品質を誇るブランド牛であり、きめ細かいサシが入り、柔らかく豊かな風味があり、とちぎ和牛として認定されるには、以下の厳しい基準を満たす必要があります。
とちぎ和牛の認定基準
- 栃木県内で指定された生産者により肥育された黒毛和牛
- 枝肉格付がA・Bの4等級以上
- 肥育後期に米を添加した飼料を与えられたもの
ステーキハウス寿楽
とちぎ和牛と那須和牛のステーキを楽しむことのできる「ステーキハウス寿楽」
創業70年の老舗の和牛専門精肉店が直営するステーキハウスです。
栃木県の那須高原を南北に縦断しており、那須高原への主要なアクセス道路にもある栃木県道17号「那須街道」沿いに店舗を展開しています。
多数のテレビ番組に出演したり、いろんな有名人の方々も来店していたりするほど有名なお店です。
店内には、その時の写真が飾ってあったり、その方々が食べたメニューが掲載されていたりします。
注文待ちの時間に見てみるのもいかがでしょうか??
住所 | 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本379 |
TEL | 0287-76-3844 |
アクセス | ①車-東北自動車道「那須IC」から出て直進し、2つ目の信号を右折後約20分 ②バスー東野バス「寿楽本店前」下車後すぐ |
営業時間 | 昼-10:30~14:30 夜-17:00~19:00 |
定休日 | 毎週木曜 |
駐車場 | 有 |
ステーキハウス寿楽の「とちぎ和牛ステーキ」
ステーキハウス寿楽で食べることのできる「とちぎ和牛A5サーロインステーキ」です。
ステーキのサイズは100g、200g、300g、400gの中から選ぶことができ(写真は200g)、焼き加減もレア、ミディアム、ウェルダンから選ぶことができます(お店のおすすめはミディアムレア)。
ステーキ単品での注文も可能ですが、ステーキセットで注文をすると、ライス・味噌汁・サラダも付いてくるためおすすめです。
実際に食べてみると、ナイフが簡単にステーキに入っていくほど肉質は柔らかいです。口の中に入れて噛んだ瞬間、肉が溶けるような感じがするほど柔らかく、口の中にあふれる肉汁が濃厚で、和牛のおいしさを感じることができます。
メニューの内容としては、とちぎ和牛のサーロインステーキのほかにも、ヒレステーキ、那須和牛のサイコロステーキ・カットステーキ、那須和牛ローストビーフ、那須和牛すじ煮込み、寿楽特製ハンバーグなど、さまざまな和牛メニューが揃っています。
普通の肉とは違う栃木県のブランド牛であるとちぎ和牛をぜひ味わってみてください!
栃木県のおすすめ名物⑤ポテト(じゃがいも)入り焼きそば
ポテト(じゃがいも)入り焼きそばとは
ポテト(じゃがいも)入り焼きそばは、栃木県栃木市のB級グルメであるご当地焼きそばであり、一口大に切ってゆでたジャガイモを焼きそばと一緒に炒めて提供される焼きそばです。
そんなポテト(じゃがいも)入り焼きそばですが、なぜ焼きそばにジャガイモを入れるようになったのか、なぜポテト(じゃがいも)入り焼きそばが広まったのか疑問に思った方もいると思います。
ポテト(じゃがいも)入り焼きそばが広まった背景としては、以下のような要因が考えられています。
栃木県を含める北関東が、日本国内で比較的小麦の生産が盛んなことも、焼きそばが広まった要因の1つと考えられます。
大豆生田(おおまめうだ)商店
ポテト(じゃがいも)入り焼きそばを楽しむことのできる「大豆生田(おおまめうだ)商店」
栃木県内に数多くあるポテト(じゃがいも)入り焼きそばを食べることのできるお店の中でも老舗です。
テレビや新聞など、いろんなメディアでも紹介されているポテト(じゃがいも)入り焼きそばの有名店であり、店内には、これまでお店を訪れたいろんな有名人の写真やサインが飾られています。
住所 | 〒328-0074 栃木県栃木市薗部町2-19-32 |
TEL | 0282-22-3796 |
アクセス | ①JR栃木駅・東武栃木駅より徒歩20分 ②東北自動車道栃木ICより車で約8分 |
営業時間 | 10:30~18:00 |
定休日 | 毎週月曜・火曜※祝日の場合は営業 |
駐車場 | 有(10台) |
大豆生田商店の「じゃがいも入り焼きそば」
大豆生田商店のじゃがいも入り焼きそばは、焼きそばの中に、一口サイズのジャガイモ、キャベツ、紅ショウガ、青のりとシンプルな内容となっています。
肉やエビなどは入っていませんが、イカは追加でトッピングすることができます。
注文が入ってから調理を開始するため、出来立て熱々の焼きそばを食べることができます。
実際に食べてみると、じゃがいものホクホク・熱々感と焼きそばのモチモチ感が新しい食感を生み出しています。周りのキャベツやソースの味ともマッチし、食べ応え抜群の焼きそばとなっています。
+60円で、キャベツ増量・ジャガイモ増量も可能となっており、プラス100円で焼きそば大盛にもできます(2023年9月現在、並盛は500円)。
新しい食感を生み出す栃木県のご当地焼きそばを楽しんでみましょう!
栃木県のおすすめ名物⑥いもフライ
いもフライとは
栃木県佐野市におけるご当地B級グルメでありソウルフードである「いもフライ」
まずは、いもフライがどのような食べ物か紹介します!
以上のような特徴があります。
栃木県佐野市には、いもフライのお店が多数展開されており、佐野市におけるソウルフードといわれています。
大豆生田(おおまめうだ)商店の「いもフライ」
大豆生田商店のいもフライです。先ほど紹介したじゃがいも入り焼きそばの老舗である大豆生田商店ですが、いもフライも楽しむことができます。
一口サイズより若干大きめのいもフライが、一つの串に4つ付いており、1串200円で販売されています(2023年9月現在)。
出来立てを熱々の状態で提供していただけるため、実際に食べてみると、いもフライの外側は衣でサクサク、内側は熱々のジャガイモでホクホクの状態で、かけてあるソースともよく絡んでおり、それらが絶妙にマッチしておいしくいただくことができます。
いもフライにかけるソースは、甘めのフルーツソースと、甘酸っぱい蔵の街ソースの2種類から選ぶことができます。
いもフライ1つ1つが大きめのため、ボリュームがあり、1串でも十分満足することができます。
ぜひ、じゃがいも入り焼きそばと一緒にいもフライも楽しんでください!
住所 | 〒328-0074 栃木県栃木市薗部町2-19-32 |
TEL | 0282-22-3796 |
アクセス | ①JR栃木駅・東武栃木駅より徒歩20分 ②東北自動車道栃木ICより車で約8分 |
営業時間 | 10:30~18:00 |
定休日 | 毎週月曜・火曜※祝日の場合は営業 |
駐車場 | 有(10台) |
栃木県のおすすめ名物⑦とて焼き
とて焼きとは
「とて焼き」という言葉は、普段あまり聞く機会が少なく、初めて聞く方も多いかもしれません。
そこで、まず「とて焼き」がどのような食べ物か紹介します!
塩原温泉の新しいご当地スイーツとして誕生しました!
塩原温泉街を散策しながら食べるのにも便利で、塩原温泉街には、「とて焼き」を提供してくれるお店がたくさんあります。
SUZUの森cafe
塩原温泉街でとて焼きを楽しむことのできるお店の1つ「SUZUの森cafe」
イチゴたっぷりのとて焼きとかき氷の看板が目印のお店で、バス停のすぐ近くに店舗があります。
お店専用の駐車場は4台ほどしかありませんが、お店のすぐ近くに塩原温泉の観光客専用の駐車場(無料)があるため、車で来られた方も安心して入店することができます。
店内は北欧風のナチュラルで温かみのある雰囲気となっており、テラス席も用意されています。
席数はあまり多くありませんが、静かな空間でゆったりとした時間を過ごすことができると思います。
住所 | 〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原683-2 |
TEL | 0287-32-2178 |
アクセス | ①東北自動車道西那須野塩原塩原ICより車で約30分 ②JR宇都宮線西那須野駅からJRバス塩原温泉ターミナル行きで「塩原門前」下車 |
営業時間 | 8:30~18:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 有(4台) |
SUZUの森cafeの「とて焼き」
とて焼きの中身の具材に関しては、とて焼きを提供してくれるお店によってさまざまです。
「SUZUの森cafe」が提供してくれるとて焼きの中身は、たっぷりのイチゴとヨーグルトとなっています。
栃木県名物のイチゴが贅沢にたくさん使われており、スイーツと同じような感覚で食べることができるため、甘いもの好きの方には特におすすめです。
とて焼きのほかにも、かき氷やトースト、コーヒーなどの軽食メニューも豊富に揃えられているため、休憩にもぴったりです。
塩原温泉街でとて焼きを食べることのできるお店は、「SUZUの森cafe」以外にもたくさんあります。
自分好みのとて焼きを楽しみましょう!
最後に。。。
今回は、栃木県のおすすめ名物・グルメとそのお店を紹介しました。
栃木県の歴史と繋がりが深く、地理的特性も生かした宇都宮餃子や佐野ラーメン、湯波料理、じゃがいも入り焼きそばなど、多種多様な名物・グルメがたくさんあります。
本記事の内容が、たくさんある栃木県の名物・グルメとそのお店選びに役立つことができれば嬉しいです。
ちなみに、栃木県のおすすめ観光スポットについては、こちらで紹介しています↓
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