
茨城県にある「那珂湊おさかな市場」ってどんな所??

市場の様子やおすすめのお店など、いろんなことが知りたい!

本記事では、そんな疑問にお答えします!
- 那珂湊おさかな市場について
- 那珂湊おさかな市場内のおすすめのお店について
- 那珂湊おさかな市場に行く際の注意点・補足
茨城県は、太平洋に面しており、古くから漁業が盛んに行われてきました。県内には24の漁港があり、海面漁業ではマイワシの漁獲量が全国第1位、サバ類が第2位、内水面漁業ではエビ類の漁獲量が第1位を誇ります(令和3年3月現在、農林水産省)。
そんな漁業の盛んな茨城県の漁港の1つである、ひたちなか市の「那珂湊漁港」の近くには、水揚げされた新鮮な魚介類を楽しむことのできるお店がたくさん集まった「那珂湊おさかな市場」という魚市場があります。
本記事では、「那珂湊おさかな市場」について、自分が実際に現地に行った時の体験を基に、海鮮食べ歩きにおすすめのお店をメインに紹介します。

補足として、海面漁業は海での漁業、内水面漁業は淡水での漁業のことだよ
「那珂湊(なかみなと)おさかな市場」概要
まずは、那珂湊おさかな市場にまだ行ったことのない方のために、那珂湊おさかな市場がどのような所か簡単に紹介します!
- 茨城県の那珂湊漁港前にたくさんの店舗が連なってできた魚市場
- 漁港前に広がる太平洋から水揚げされた新鮮な魚介類が販売されている
- 市場内にあるお食事処では、新鮮な魚介類を使った海鮮丼や寿司など、水揚げされた魚介類をさまざまな形で楽しむことができる
- 県内外から、毎年約100万人以上が訪れる、関東を代表する観光市場
以上のような特徴があります。
太平洋から水揚げされた新鮮な魚介類を食べたり購入したりと、様々な形で楽しむことができます。
以降は、那珂湊おさかな市場の基本情報や、市場内のおすすめのグルメやお店などを、実際に現地に行った時の体験を基に紹介します。
基本情報
住所 | 〒311-1221 茨城県ひたちなか市湊本町19-8 |
TEL | 029-212-8900(那珂湊おさかな市場事務局) |
アクセス | ①北関東自動車道経由、東水戸道路「ひたちなかIC」より約4.5km ②JR常磐線「勝田駅」乗り換え、ひたちなか海浜鉄道湊線「那珂湊駅」より徒歩約10分 |
営業時間 | 7:00~17:00 ※開店・閉店時間は店舗により異なる |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | 有(有料) |
「那珂湊おさかな市場」での食べ歩きにおすすめのお店紹介
「那珂湊おさかな市場」には、新鮮な海鮮を食べ歩くのにおすすめのお店がたくさんあります。
市場内での、海鮮食べ歩きにおすすめのお店を紹介します!
食べ歩きにおすすめのお店①海鮮丸の「3丼(or4丼)」
3丼(or4丼)

海鮮丸で食べることのできる「3丼(or4丼)」
メニューの中にある海鮮丼から自分の好きな海鮮丼を3つ(or4つ)選んで食べることができます。
選べる海鮮丼については、
- サーモン丼
- まぐろ丼
- うにいくら丼
- サーモンいくら丼
- 春魚丼
- 北の海丼
- 生しらす丼
- 炙り名人丼
- 穴子めし
- 地魚丼
- 店長おまかせ丼
- 炙り鯛茶漬け
以上の海鮮丼から選ぶことができます(2024年4月現在)。また、どの海鮮丼を選んでも、磯のり汁が付いてきます。
ちなみに、4丼で丼ご飯1杯分であり、3丼では丼ご飯0.75杯分なので、自分の食べれる量を頼んで、複数の海鮮丼を楽しみましょう!
海鮮丸

3丼(or4丼)を楽しむことのできる「那珂湊 海鮮丸」
那珂湊おさかな市場にある海鮮丼ぶりの専門店であり、店内では先ほど紹介した3丼・4丼を含む、いろんな種類の海鮮丼を食べることができます。

海鮮丸で頼むことのできる海鮮丼メニューです。
まぐろ丼やしらす丼、生うに丼、サーモンいくら丼のほかに、地魚・まぐろ・サーモン・カジキ・しらす・いくら・赤いかなど、さまざまな品目が乗った「炙り丼」などもあります。
いろんな種類の海鮮丼を食べてみましょう!
店名 | 那珂湊 海鮮丸 |
TEL | 029-229-0859 |
営業時間 | 平日-10:00~15:00 土日祝-9:00~15:30 |
定休日 | 毎週金曜 |
食べ歩きにおすすめのお店②浜小屋の「浜焼き」
浜焼き


浜小屋で食べることのできる「浜焼き」
浜焼きとは、獲れたての新鮮な魚介類をすぐに浜で焼いて食べることであり、上に載せた写真は、「天然帆立貝焼き」と「真がき七輪焼き」です。
浜小屋で食べることのできる浜焼きは、上記のほかにも、「あわび焼き」「かにみそ甲羅焼き」「いか焼き」などを食べることができます。

旬の逸品料理の1つとして、「あんこうのともあえ」というメニューもありました。
あんこうは、福島県から茨城県にかけての常磐沖が特に有名な産地となっています。
茨城県の特産である「あんこう」もぜひ味わってみましょう!

茨城県の特産であるアンコウは、「西のフグ、東のアンコウ」といわれるほどの高級魚だよ
浜小屋

浜焼きを楽しむことのできる「浜小屋」
浜焼きのほかにも、とろ鯖やサーモンハラス、カレイなどの焼き魚定食や、金目鯛の煮魚定食、マグロやカツオの刺身など、いろんな種類の魚介料理を食べることができます。
先ほど紹介した「那珂湊 海鮮丸」の隣に店舗を展開しています。

「浜小屋」で食べることのできる海鮮料理のメニューです。
浜焼き・焼き魚・煮魚・刺身のほかに、海鮮丼を食べることもでき、一番人気の海鮮丼は、海鮮14ネタが乗っている「三浜(さんぴん)丼」です。
獲れたての魚介類を使ったいろんな料理を楽しみましょう!
店名 | 那珂湊 浜小屋 |
TEL | 029-229-0646 |
営業時間 | 平日-10:00~16:00 土日祝-8:30~16:00 |
定休日 | 毎週火曜 |
食べ歩きにおすすめのお店③三代目魚一の「海鮮炭火焼き」
海鮮炭火焼き


三代目魚一で食べることのできる「海鮮炭火焼き」
はまぐりやホタテなどの貝類のほかに、イカ・エビ・タコなどを炭火で焼いた串焼きを楽しむことができます。ちなみに、上に載せた写真は、「ほたて串焼き」と「つぶ串焼き」です。
海鮮炭火焼きのメニューとしては、
- 焼きはまぐり(1個550円)
- いか焼き(1杯770円)
- さざえ壺焼き(1個770円)
- ほたて串焼き(1串660円)
- えび串焼き(1串770円)
- つぶ串焼き(1串385円)
- たこ串焼き(1串330円)
以上の海鮮炭火焼きを食べることができます(2024年4月現在)。
1串でもなかなかのボリュームでとてもおいしく、食材の良さを存分に味わうことができると思います。

炭火で焼くことによって、遠赤外線が表面を高温で焼き上げ、食材のうま味を中に閉じ込めてくれるよ

外はパリッとして香ばしく、中はふんわりとしてジューシーになるよ
三代目魚一

海鮮炭火焼きを楽しむことのできる「三代目 魚一」
那珂湊おさかな市場で唯一、海鮮炭火焼きを楽しむことのできるお店です(店頭のメニューで謳われていました)。
店内では、海鮮炭火焼きだけではなく、海鮮丼や刺身定食、焼き魚定食など、さまざまな海鮮料理を食べることができます。

「三代目 魚一」で食べることのできる海鮮料理のメニューです。
いろんな種類の魚介類を使った定食メニューや丼ものメニューが揃っています。
炭火焼きをはじめとしたさまざまな海鮮料理を食べてみましょう!
店名 | 食事処 三代目 魚一 |
TEL | 029-263-7008 |
営業時間 | 平日-11:00~15:00 土日祝-9:00~16:00 |
定休日 | 毎週水曜 |
食べ歩きにおすすめのお店④海花亭(かいかてい)の「海鮮寿司」
海鮮寿司

海花亭で食べることのできる海鮮にぎりのセットの1つ「海花亭上にぎり」
1セットで12貫のいろんな種類の海鮮にぎりを食べることができ、単品でどの寿司を食べようか迷ったときは、このようなセットを頼めば間違いないと思います。
「海花亭上にぎり」の内容としては、地魚・春魚(4貫)、中トロ、赤身、サーモン、いくら、ほたて、穴子、中落ち巻、玉子となっており、他のセットを選ぶと、にぎりの内容も変わります(2024年4月現在)。
もちろん、セットではなく、自分の食べたいお寿司を単品で頼むこともできます。


海鮮寿司のほかにも、海鮮丼やあら汁・磯のり汁・カニ汁、あんこうの唐揚げ、真牡蠣、あわび焼きなど、さまざまな海鮮料理が用意されています。
例として、上の写真の7色海鮮丼には、地魚・春魚、サーモン、カジキ、いくら、中落ち、しらすが乗っており、セット同様、選んだ海鮮丼によって、海鮮丼の内容も変わってきます。
海花亭

海鮮寿司をはじめとしたさまざまな海鮮料理を楽しむことのできる「海花亭」
先ほど紹介したように、いろんな種類の海鮮寿司や海鮮丼、海鮮単品料理を楽しむことができます。
海鮮丼などを楽しむことのできるお店は市場内にたくさんありますが、海鮮寿司を楽しむことのできるお店は「海花亭」だけです。
新鮮な海鮮のお寿司をぜひ味わってみてください!
店名 | 海鮮寿司 海花亭 |
TEL | 029-263-0025 |
営業時間 | 平日-11:00~17:00 土日祝-10:30~18:15 |
定休日 | 毎週水曜 |
食べ歩きにおすすめのお店⑤小舟の「浜っ子丼」
浜っ子丼

小舟で食べることのできる「浜っ子丼」
大洗・那珂湊近海で獲れた新鮮な魚介類を、舟形の器にご飯と一緒に盛り付けた、見た目にも可愛らしい海鮮丼です。
盛り付けてある魚介類の種類としては、マグロ・イクラ・タイ・エビ・イカ・タコ・サバ・ホタテ・ウニなどであり、いろんな種類の新鮮な魚介類を楽しむことができます。
「浜っ子丼」だけでも、十分すぎるボリュームですが、より多くの海鮮を楽しみたい方には、「浜っ子丼」よりもボリュームのある「さざ波丼」という海鮮丼も用意されており、「浜っ子丼」より大きめの舟形の器に、より多くの魚介類が盛り付けられています。


「浜っ子丼」や「さざ波丼」のほかにも、「サーモンイクラ親子丼」「まぐろ丼」「いくらネギトロ丼」など、定番の海鮮丼メニューも用意されているので、自分のお気に入りの海鮮丼を食べていきましょう!
お食事処 小舟

浜っ子丼をはじめとした海鮮丼を楽しむことのできる「お食事処 小舟」
先ほど紹介したいろんな種類の海鮮丼を楽しむことができます。
海鮮丼のほかにも、「煮魚定食」「さば照焼き定食」「エビフライ定食」「カキフライ定食」などの定食メニューも豊富に揃っています。
店内では、お座敷(大広間)でのお食事となるため、落ち着いた雰囲気の中で新鮮な魚介類を楽しむことができるのも、おすすめポイントの1つです!
店名 | お食事処 小舟 |
TEL | 029-263-7177 |
営業時間 | 平日-10:30~18:30(L.O.18:00) 土日祝-9:30~18:30(L.O.18:00) |
定休日 | 第2・第4金曜(祝日は営業) |
食べ歩きにおすすめのお店⑥市場内屋台の「海鮮グルメ」
那珂湊おさかな市場には、先ほどまで紹介してきたお食事処のほかにも、たくさんの屋台が出店されており、それぞれの屋台でいろんな種類の海鮮グルメを楽しむことができます。




いろんな種類の魚介類の浜焼きや串焼きなどを楽しむことができ、ほとんどの屋台が、加熱処理をした海鮮グルメを提供しています。
屋台によっては、屋台内にテーブルを用意してあるところもあるので、そこでゆっくりと海鮮グルメを味わうことができます(ゴミ箱も用意されています)。
また、市場内には「生牡蠣(カキ)」を味わうことのできるエリアもあるので、新鮮な牡蠣を味わいたい方は、ぜひ訪れてみてください!
「那珂湊おさかな市場」についての補足
食べ歩き以外にも楽しめる魚市場
那珂湊おさかな市場では、採れたての新鮮な魚介類を使ったさまざまな海鮮グルメを楽しむことができるのと同時に、水揚げされた新鮮な魚介類の販売も行っています。



水揚げされたばかりの魚介類が、新鮮な状態で店頭に並んでいます。種類も豊富で、見ているだけでも楽しむことができます。
朝の7時頃には、新鮮な魚介類を店頭に並べている準備がされており、販売開始時刻は店舗によって異なりますが、おおむね朝8時頃の販売開始となっています。
販売開始の時間までは、市場の準備の様子を見ることができますが、フォークリフトなども走っているため、準備の邪魔にならないように注意しましょう。
敷地内の駐車場

那珂湊おさかな市場には、有料の駐車場が敷地内に2か所あり、どちらの駐車場も、那珂湊おさかな市場の営業時間と同じく、7:00~17:00の間で利用可能です。
駐車場の利用料金としては、駐車後4時間までは100円で、以降は2時間ごとに+100円が加算されます。
駐車場を利用する際は、駐車券等は必要なく、駐車場から外へ出る際に駐車料金を支払います(おそらく、駐車場内のカメラで、自動車のナンバープレートのナンバーが認識されているみたいです)。
支払方法としては、現金のほかに、クレジットカード・電子マネー・QRコードなどでの支払いも可能です。
朝の早い時間帯は、駐車場にもだいぶ余裕がありますが、休日(土日祝)は昼時に近づくにつれて、駐車場がほぼ満車状態になり、駐車場渋滞が発生します。
駐車料金は比較的安めなので、早めに向かって、駐車場に車を駐車しておくことをおすすめします。

市場内のお食事処は、早くて8:30営業開始だけど、1時間前から駐車場が埋まり始めていたよ

早めの時間帯に駐車場内に車を止めて、車の中で店舗の営業開始を待っていたお客さんもけっこういたよ
休日(土日祝)の10:00以降はとても混み合う
那珂湊おさかな市場は、朝の7:00から入場することができ、休日(土日祝)は、早くて8:30からお店が営業を開始します。
営業開始間もない時間帯は、市場内はそれほど混み合っておらず、車もスムーズに駐車場に駐車できますが、10:00以降は、市場内が大変混み合います。



11:00~12:00頃、お昼時の市場内の様子です。どこのお店も、お店の前に行列ができるほど混み合います。時間帯によっては、順番待ちの列に並んで30分以上待つことも十分あり得ます。
上記の時間帯は、市場内だけでなく、周辺の道路も混み合い、渋滞が発生します。

参考として、那珂湊おさかな市場へ向かうおすすめのルートを作成しました。
赤線のルート(ファミリーマートひたちなか湊本町店を横切り、まっすぐ市場へ向かう)が最短ルートですが、休日(土日祝・GW・年末年始)は大変混み合い、車が全く進まないこともあります。
混雑時は、赤線の最短ルートを通らず、紫線のルートから迂回して市場に向かう方が、ある程度車の進みも良いので、参考にしてください。

「湊本町」の信号がある十字路が特に混み合うから、覚えておいてね
最後に。。。
今回は「那珂湊おさかな市場」について、紹介しました。
海鮮丼や寿司、炭火焼き、浜焼きなど、獲れたての新鮮な魚介類をいろんな形で楽しむことのできるお店がたくさんあります。
水揚げされたばかりの魚介類も店頭に並んでおり、朝早くに訪れると魚市場の準備の様子も見ることができ、普段見ることの少ない魚市場の雰囲気を感じることもできると思います。
関東でも人気の観光スポットである「那珂湊おさかな市場」をぜひ楽しんでいってください!
ちなみに、那珂湊おさかな市場の周辺には、以下のような観光スポットもあり、こちらもおすすめです↓
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