【栃木県】日本を代表する人気観光スポット!世界遺産 “日光東照宮”

日光東照宮 関東

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本記事の内容
  1. 「日光東照宮」ってどんな所??(概要)
  2. 「日光東照宮」敷地内の様子

栃木県日光市にある日光東照宮は、徳川家康公が祀られている神社であり、境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が立ち並んでおり、多くの観光客も訪れ、日本を代表する世界遺産となっています。

初めて栃木県に旅行に来て、どこを観光して良いかわからない方は、まずはここに来れば間違いないと思います!

そこで今回は、日光東照宮について、自分が実際に現地に行った時の体験を基に紹介します。

ちなみに、本記事の内容は、自分が2020年9月19日に現地に行った時の内容を基に書いています。

また、日光東照宮周辺には、食べ歩きにおすすめのお店がたくさんあり、こちらで紹介しています↓

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日光東照宮概要

まずは、日光東照宮にまだ行ったことのない方のために、日光東照宮がどんな所か簡単に紹介します!

日光東照宮の特徴
  1. 江戸幕府初代将軍徳川家康を祀っている神社
  2. 1617年に江戸幕府2代将軍徳川秀忠によって建てられ、その後、3代将軍徳川家光によって造替された
  3. 主祭神は、徳川家康を神格化した東証大権現(とうしょうだいごんげん)
  4. 境内には、国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が立ち並んでいる
  5. 1999年、世界遺産に登録され、海外からの観光客も多い
  6. 江戸城(現在の皇居)の真北にあり、北の守りを固める重要な位置にある
  7. パワースポットとしても有名である

以上のような特徴があります。

徳川家康ゆかりの地として知られており、世界遺産にも登録されている有名な寺院となっています!

以降は、日光東照宮についての基本情報や、実際の現地の様子などを紹介していきます!

基本情報

住所〒321-1431 栃木県日光市山内2301
TEL0288-54-0560
アクセス①日光宇都宮道路「日光IC」より車で約5分
②JR日光駅より車で約6分
③東武日光駅より車で約5分
営業時間4月~10月-8:00~17:00
11月~3月-8:00~16:00
定休日無休
駐車場有(200台・有料)

日光東照宮散策

はじめに。。。

日光東照宮について紹介します。

敷地内には、有料ですが駐車場があり、車で行こうとしている方も安心して向かうことができます。

敷地内の駐車場は、200台まで駐車可能です。

駐車料金については、バイク400円、普通車600円、マイクロバス1,200円、大型バス2,000円となっています。

石鳥居(一の鳥居)

日光東照宮の石鳥居

日光東照宮の入り口に向かうための参道の途中にある石鳥居(一の鳥居)です。

日光東照宮創建の翌年、黒田長政によって、筑前国(現在の福岡県)で切り出した15個の石(花崗岩)をはるばる日光まで運び、作られました。

わざわざ福岡県から日光まで石を運んで石鳥居を奉納する、長政公の家康公に対する敬意と忠誠心などが感じられますね。。

日光東照宮の石鳥居(一の鳥居)は、京都の八坂神社の鳥居・鎌倉の鶴岡八幡宮の鳥居と共に日本三大石鳥居に選ばれています。

日光東照宮の石鳥居(一の鳥居)は、国の重要文化財に指定されています。

この石鳥居を通り抜けると、日光東照宮の拝観券売場に到着することができ、石鳥居をくぐって左手の方には、重要文化財の五重塔を見ることができます。

五重塔および拝観券売場

日光東照宮の入り口

日光東照宮の入り口であり、拝観券売場です。

ここで拝観料を支払い、境内に入場していきます。

日光東照宮は、海外からも観光客が来るほど有名な世界遺産で、昼間はかなりお客さんで混み合います。

午前8:00から入場が可能のため、スムーズに回りたい方は、早い時間帯から入場するのも良いかもしれません。

ちなみに、この拝観券売場の奥に見えるのが、日光東照宮の表門です。

拝観料は、個人で高校生以上1,300円、小・中学生450円、団体(35名以上)で高校生以上1,170円、小・中学生405円となっています(2022年現在)。

日光東照宮の五重塔

日光東照宮にある “五重塔” です。

日光東照宮の拝観券売場・表門のすぐ近くで見ることができます。

1650年に酒井忠勝によって建てられましたが、1815年に落雷により焼失、その3年後の1818年に再建されました。

塔の中心に心柱(しんばしら)があり、優れた耐震構造をしており、これは東京スカイツリーにも応用されているようです(3.11の東日本大震災にも耐えました)。

ちなみに、五重塔は仏塔で、5層が下から「地・水・火・風・空」という五大思想を表しています。

日光東照宮の表門および五重塔は、国の重要文化財に指定されています。

三神庫(想像の象)~神厩舎(三猿)

拝観券を購入し、表門を通って境内に入るとまず、重要文化財の三神庫(さんじんこ)を見ることができます。

三神庫(さんじんこ)(想像の象)

日光東照宮の三神庫

「神庫」とは、神社などで宝物を入れておく建物のことを言い、「宝物殿」とも呼ばれます。

表門に近い方から「下神庫(しもじんこ)」「中神庫(なかじんこ)」「上神庫(かみじんこ)」となっており、この3つを合わせて三神庫と呼ばれています(上の写真は上神庫です)。

上神庫は御宝蔵(ごほうぞう)とも呼ばれており、御神宝(ごしんぽう)と称される神様へお供えするための宝物類が収納されており、中神庫と下神庫には、日光東照宮の祭典や行事で使用される様々な道具(祭具)が収納されています。

日光東照宮の三神庫は、国の重要文化財に指定されています。

日光東照宮の三神庫の想像の象

三神庫の中で注目してほしいのが、上神庫の屋根の下部分に彫刻されている「想像の象(そうぞうのぞう)」です。

この想像の象の作者は、狩野探幽(かのうたんゆう)です。

この彫刻の下絵を描く段階で、作者・狩野探幽は象を一度も見たことがありませんでした。

日本に象が初めて渡来したのが、室町時代といわれており、江戸時代の人々が象を初めて見たのは1729年の8代将軍徳川吉宗の頃といわれています。

そのため、象に関するあらゆる資料を日本中から取り寄せ、頭の中でイメージした象を表現したため、「想像の象」と呼ばれています。

ちなみに、作者・狩野探幽が彫刻に象を選んだ理由としては、御宝蔵の “蔵(ぞう)” と “象(ぞう)” の語呂を掛け合わせて「象」を選んだといわれています。

神厩舎(しんきゅうしゃ)(三猿)

日光東照宮の神厩舎

神厩舎は、「神馬(しんめ)」と呼ばれている神様に奉仕する馬が生活する場所とされています。

通常の馬小屋を指す「厩舎」に神馬の「神」の文字が付いて「神厩舎」となったといわれています。

徳川家康公がこの世を去った後、家康公の愛馬が主の永眠を守るための御奉公の場所として、1636年の徳川家光公によって造営されました。

日光東照宮の神厩舎は、国の重要文化財に指定されています。

日光東照宮の神厩舎の三猿

神厩舎の屋根の下部分には、8面に人の一生を表す16匹の猿が彫刻されており、中でも有名なのが、上の写真の「三猿(さんざる)」です。

「見ざる、言わざる、聞かざる」の言い回しで、全国的にも有名で、日光東照宮を代表する彫刻となっています。

この三猿は、人の幼少期を描いた彫刻であり、子供に悪いことを見せない、聞かせない、言わせない、そして良いものだけを吸収して素直に育ってほしいという意味が込められています。

この三猿の他にも、人の一生を描いた猿たちが彫刻されているので、実際に見てもらいたいです!

神厩舎にあるの彫刻がある理由としては、古来より猿は、馬の病気を治したり、馬の世話をするなどといわれ、馬の守り神とされている信仰からのようで、この信仰は、インドから中国を経て日本に伝わったようです。

陽明門~唐門

重要文化財である “三神庫” と “神厩舎” を過ぎると、日光東照宮の “陽明門” が見えてきます。

唐銅鳥居(二の鳥居)

日光東照宮の唐銅鳥居

日光東照宮の陽明門に向かう石段の前にある唐銅(からどう)鳥居(二の鳥居)です。

1636年、江戸幕府3代将軍である徳川家光によって建立されました。

一の鳥居が石鳥居であるのに対して、二の鳥居である唐銅鳥居は銅製である。

この二の鳥居、陽明門、唐門、拝殿、本殿は、南北に一直線に並んでおり、その延長線上には江戸城があります。

日光東照宮の唐銅鳥居(二の鳥居)は、国の重要文化財に指定されています。

陽明門

日光東照宮の陽明門

日光東照宮の本殿の手前にある “陽明門(ようめいもん) です。

日光東照宮の境内にあるたくさんの建造物の中でも、最も豪華絢爛で迫力のある建造物となっています。

陽明門には、500以上の彫刻が施されており、いつまで見ていても見飽きないことから「日暮門(ひぐらしもん)」とも呼ばれています。

日光東照宮のシンボル的な存在であり、随一のパワースポットとも言われています。

日光東照宮の陽明門

陽明門からまっすぐ南下すると、そこには江戸城があります。

また、陽明門とその手前の唐銅鳥居を中心として結んだ上空には北極星が来るように設計して作られています。

北極星のエネルギーが、陽明門を通って江戸(東京)へ送られることで、江戸の守護神としての役割を果たすような建築様式となっています。

日光東照宮の陽明門は、国宝に指定されています。

唐門

日光東照宮の唐門

陽明門を通り抜けると、拝殿・本殿への入り口となる “唐門(からもん)” があります。

この唐門をくぐると、日光東照宮の御本社(拝殿・石の間・本殿)に辿り着くことができます。

貝殻をすりつぶして作られた胡粉(ごふん)で門全体が白く塗られているのが特徴です。

陽明門と比べると、大きさ自体は小さく感じるかもしれませんが、門全体には600以上の彫刻が施されており、この数は陽明門以上の数となっています。陽明門以上の重要な役割を感じさせます。

日光東照宮の唐門は、国宝に指定されています。

眠り猫~奥社宝塔(御墓所)

眠り猫

日光東照宮の御本社(拝殿・石の間・本殿)は、陽明門から左右に伸びる回廊によって囲まれていますが、この東西回廊のうち、東回廊には家康公の御墓所に続く門という出入り口があります。

この東回廊の出入り口部分の蟇股(かえるまた)には “眠り猫” と呼ばれる彫刻が施されています。

※蟇股とは、梁の上でカエルの股のように下方に開いて荷重を支える部材のことをいう

日光東照宮の眠り猫
日光東照宮の眠り猫

この “眠り猫” は、江戸時代に実在したとされる、伝説的な彫刻家「左 甚五郎(ひだり じんごろう)」が制作したとされています。

眠り猫が描かれている門の裏側には「雀(すずめ)」の彫刻もあります。

この二つの彫刻は「猫が眠っていることで雀のような弱者も安心して暮らせる、家康公によって弱肉強食の戦国の世が終わり、平和な世界が訪れた」と解釈されており、平和のシンボルとして描かれているようです。

日光東照宮の眠り猫は、国宝に指定されています。

奥社宝塔(御墓所)

眠り猫を過ぎると、徳川家康公の御墓所である奥社宝塔に続く参道に出ることができます。

下の写真のような参道・石段を進んでいき、約10分ほどで奥社宝塔に到着することができます。

日光東照宮の奥社宝塔へ続く道
日光東照宮の奥社宝塔へ続く道
日光東照宮の奥社宝塔の鋳抜門

徳川家康公の御墓所の前に建てられた銅製の唐門である “鋳抜門(いぬきもん)” です。

鋳抜門の奥には、徳川家康公の御墓所である奥社宝塔も見えます。

日光東照宮の奥社宝塔

徳川家康公の御墓所である “奥社宝塔” です。

家康公が眠るとされる日光東照宮で最も神聖な場所とされています。

かつては、江戸幕府歴代将軍しか立ち入ることが許されなかった場所でしたが、1965年に執り行われた「日光東照宮・三百五十年式年大祭」を記念して一般公開されるようになりました。

奥社宝塔、鋳抜門などを含む奥社は、国の重要文化財に指定されています。

ちなみに、奥社とは奥宮とも呼ばれ、神社境内の本社より奥にある神社のことをいいます。

奥社宝塔が、日光東照宮の一番奥の場所となっており、その後は、観光してきた道を戻ることになります。

日光東照宮の敷地内の様子
日光東照宮の敷地内の様子

日光東照宮の帰り道の様子です。

この時の時刻は11:00頃と昼時ですが、境内は多くの観光客の姿があります。

境内は、朝8:00から入場することができるので、早い時間から入場すると、ある程度スムーズに見て回ることができるかもしれません。

最後に。。。

今回は、日光東照宮について紹介しました。

徳川家康公を祀ってある神社として、境内を観光すると、多くの国宝・重要文化財を見ることができ、家康公の偉大さとエネルギーを感じることができると思います。

世界遺産にも登録されており、多くの観光客も訪れ、栃木県をよく知らない方にも、一度観光してみることをおすすめします!

ちなみに、栃木県の他の観光スポットについてはこちら↓

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