群馬県にある草津温泉の宿「お豆の小宿花いんげん」ってどんな旅館なんだろう??
「お豆の小宿花いんげん」について、宿泊予約・宿泊前にイメージを持ちたい
本記事では、そんな疑問にお答えします!
群馬県は、日本全国の中でも有数の温泉王国として知られています。そんな群馬県には、 “草津温泉” “伊香保温泉” “四万温泉” “万座温泉” “水上温泉” “老神温泉” など、様々な温泉があり、中でも草津・伊香保・四万・水上は、群馬県の四大温泉地と呼ばれています。
その中で、草津温泉は、群馬県の郷土かるたである「上毛かるた」でも詠われているほどの名湯であり(く:草津よいとこ薬の温泉(くさつよいとこくすりのいでゆ))、兵庫県の「有馬温泉」や岐阜県の「下呂温泉」と共に「日本三名泉」に選ばれているほどの名泉です。
今回は、草津温泉のおすすめ宿として、貸し切り温泉を楽しむことのできる “お豆の小宿 花いんげん” について紹介していきます!
ちなみに、本記事の内容は、自分が2023年12月17日に宿泊した時の体験を基に書いています。
群馬県の四大温泉地の1つ “草津温泉”
草津温泉の特徴
まずは、草津温泉にまだ行ったことのない方のために、草津温泉がどのような温泉か簡単に紹介します!
以上のような特徴があります。
草津温泉には、6つの主要な源泉がありますが、「お豆の小宿 花いんげん」では、6つの主要な源泉の1つである「湯畑」が源泉の温泉に入ることができます。
この源泉「湯畑」について、詳しく紹介します!
同じ群馬県の「伊香保温泉」よりも硫黄の香りが強かったね
草津温泉は、標高が高い位置にあるため、冬場は普通に雪が降るよ
草津温泉の源泉の1つ “湯畑”
草津温泉の源泉の1つである「湯畑」は、草津温泉の温泉街の中心に位置する、草津温泉のシンボルであり、毎分4,000ℓの温泉が湧き出ています。
泉質はpH2.1と酸性が非常に強く、殺菌効果に優れています。
源泉の温度は約50~90℃と非常に高く、温泉として利用するために、長い7本の木製の湯樋(ゆどい)に通して空気に触れさせることによって源泉の温度を下げ、それぞれの旅館に送られています。このようにして、水を加水することなく、温泉成分を薄くさせずに、入浴しやすい状態にすることができます。
また、源泉が湯樋の中を通った後は、温泉の成分が結晶化して沈殿した「湯の花」を採取することができます。「湯の花を摘む場所」というのが「湯畑」と呼ばれる由来のようです。
エメラルドグリーン色の温泉がきれいで、常に温泉の湯気が立ち昇っているよ
お豆の小宿 花いんげん概要
草津温泉の旅館の1つである “お豆の小宿 花いんげん” について紹介します!
以上のような特徴のある旅館です。
以降は、お豆の小宿 花いんげんについての基本情報や、実際に宿泊した時の体験記などを紹介していきます!
小さい旅館だけど、個室貸切風呂(温泉)が魅力的!
基本情報・周辺情報
基本情報
住所 | 〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津92 |
TEL | 0279-88-3447 |
アクセス | JR吾妻線長野原草津口駅乗り換え→JRバス草津温泉行にて「草津温泉」下車後、徒歩約5分(湯畑から徒歩約2分) |
駐車場 | 有 |
チェックイン | 15:00~ |
チェックアウト | ~10:00 |
Wi-Fi | 有(無料) |
周辺情報
- 草津温泉バスターミナル-徒歩約5分
- 草津湯畑-徒歩約2分
- 熱乃湯(湯もみショー)-徒歩約2分
- 草津熱帯圏-徒歩約15分
- 西の河原通り-徒歩約10分
- 西の河原公園-徒歩約15分
- 西の河原露天風呂-徒歩約25分
“お豆の小宿 花いんげん” 宿泊体験記
お豆の小宿 花いんげんへ向かうには
お豆の小宿 花いんげんへ向かうには、「草津温泉バスターミナル」からスタートするとスムーズに到着することができます。自家用車で草津温泉を目指す方もいると思いますが、遠方から電車や新幹線、バスなど、公共交通機関で来られる方もたくさんいると思います。
公共交通機関で来られる場合、
- 新幹線でJR高崎駅→JR吾妻線「長野原草津口」→「長野原草津口」からバス乗り換えで草津温泉バスターミナルへ
- 各高速バス→草津温泉バスターミナルへ
以上のようなルートとなり、最終的に草津温泉バスターミナルに到着することになります。
お豆の小宿 花いんげんは、草津温泉「湯畑」から徒歩約2分ほどの所に位置しているため、まずは草津温泉バスターミナルから湯畑を目指して歩いていきます。草津温泉バスターミナルから外に出ると、湯畑方面への道案内の標識がいろんな所に表示してあるので、それに従って湯畑を目指しましょう。
草津温泉バスターミナルから湯畑へ向かうまでの道中に、お豆の小宿 花いんげんがあります。
お豆の小宿 花いんげん外観
お豆の小宿 花いんげんの外観です。昔ながらの旅館を思わせる看板やカラフルな暖簾(のれん)、和風テイストな外観が特徴的です。
草津温泉バスターミナルから徒歩で湯畑を目指していくと、その途中、裏路地のような狭い通りに入っていきますが、その通りの途中に旅館の建物があります。
車でも来れるけど、道が狭いから大変かも
Googleマップは必須かな??
草津温泉バスターミナルから近いから、バスを使って徒歩で来る方が個人的にはおすすめ!
チェックイン
チェックインの際、旅館のフロントで宿泊料金を支払います。お豆の小宿 花いんげんへの宿泊料金支払いは現地決済が基本となります(クレジットカード可)。
チェックインをした後は、支払明細書と2本の鍵(部屋の扉と金庫の鍵)を受け取り、1階カフェ「豆の花」で旅館の宿泊の際の説明を受けます。その際、ウェルカムスイーツとして、旅館オリジナルの最中(もなか)と、花いんげんをチョコでコーティングしたオリジナルスイーツ「花チョコ」及びお抹茶を出してもらえます。
オリジナル最中は、最中の中身を自分で最中皮で包んで作り、お抹茶も自分で抹茶にお湯を注いで混ぜて作っていただきます。
旅館の方々のおもてなしの心を存分に受けながら、ウェルカムスイーツを頂きましょう!
草津温泉「湯畑」周辺の観光では、徒歩移動がメインだったから、疲れがとれたね
旅館の方々のおもてなしの心に感謝です!
部屋の様子
今回宿泊した部屋は、「えんどう豆のお部屋」です。赤えんどう豆のイメージカラーである「紅」を基調とした和モダンなテイストのお部屋となっています。
部屋の内容としては、8畳の和室にベッドが2つあり、その他テーブルやクッション、テレビ、冷蔵庫などの家具が置いてあり、それとは別に個室トイレと洗面所が付いてあります。
同じような構造の部屋としては、空色を基調とした「そら豆のお部屋」やグリーンを基調とした「だだっちゃ豆のお部屋」、くるみ色を基調とした「くるみ豆のお部屋」などがあります。
また、12畳のお部屋の「はな豆のお部屋」や9畳のお部屋の「きんとき豆のお部屋」も用意してあります。
宿泊する部屋のドアはオートロック式となっているため、注意しましょう。
ルームサービスとして、伊藤園のお茶と、菓匠 清月堂の「花いんげん甘納豆」が用意されています。
旅館の方が「ぜひ食べてみてください!」とおすすめしていた甘納豆です。とても甘くておいしい!
洗面所はトイレとは別に単独で付いています。こちらには、ドライヤーやハンドソープ・ハンドジェル、コップなどが用意されています。
ドライヤーに関しては、後述する貸し切り風呂にも用意されています。
お部屋に用意されている湯籠の中にバスタオル、フェイスタオル、歯ブラシが入っています。この湯籠を持って後述する貸し切り風呂に向かうと良いでしょう。
また、これらとは別に消臭スプレーも部屋には用意されています。
お豆の小宿 花いんげんには、部屋風呂はありません。貸し切り風呂での入浴を楽しみましょう!
ここからは、「お豆の小宿花いんげん」でのお楽しみ「貸し切り風呂(温泉)を紹介します!
旅館内の温泉
4種類の貸し切り風呂(温泉)
お豆の小宿 花いんげんでは、以下の4つの貸し切り風呂を楽しむことができます。
写真のように、お風呂(温泉)の個室が4つあり、利用するときはそれぞれの個室に入り、中から個室の鍵をかけて貸し切り風呂を楽しみます。
その際、部屋のドアにかかっている札を「空いています」→「入浴中」に変えてから入室します。
貸し切り風呂に入るのに予約は必要ありません。24時間自由に貸し切り風呂を楽しむことができます。ただ、混雑する時間帯には、順番で多少待つこともあります。。。
上記の4つのタイプのお風呂に入ることができます。どのお部屋のお風呂も「湯畑」を源泉としているので、どのお部屋に入っても草津温泉を楽しむことができます。
自分の好みのお風呂に入って、「湯畑」源泉の草津温泉を楽しみましょう!
お部屋の大きさはそれほど広くはなかったね
貸し切りの家族風呂のようなイメージかな??
どのお部屋のお風呂も、草津温泉「湯畑」源泉かけ流しなので、ゆっくり楽しむことができるよ
温泉のアメニティ
貸し切り風呂の脱衣所には、洗顔料・クレンジング、化粧水・乳液・コットン、髭剃り・ヘアーバンド・綿棒・ヘアーブラシ、ドライヤーなどが用意されています。
浴室には、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが用意されています。また、浴室内に用意されているシャンプーのほかに、貸し切り風呂の扉の横にある棚に、女将セレクトのシャンプーが数種類用意されており、自由に利用することができます。
旅館の朝食
お豆の小宿 花いんげんの朝食です。「お豆」と「健康」をテーマにした旅館オリジナルの朝食となっており、各料理に1つ「豆」が使われています。
いろんな料理が少量ずつ小皿に取り分けられているため、飽きることなくいろんな味を楽しむことができます。朝食の御膳がテーブルに運ばれてきた際に、料理長が料理の説明をしてくれて、料理への思いも伝わりました。お豆の形をした箸置きも可愛らしい。。。
朝食会場は、ウェルカムスイーツを頂いた1階カフェ「豆の花」となっており、朝食時間は予約制です(チェックインの際に朝食時間の予約を行います)。
ちなみに、ミニおにぎりと味噌汁はおかわり自由となっています。いろんな形の「お豆」を楽しんで、一日のスタートを切りましょう!
宿泊時の補足
菓匠 清月堂
お豆の小宿 花いんげんは、草津温泉の老舗の和菓子屋である「菓匠 清月堂」によってプロデュースされており、当旅館は、「菓匠 清月堂」と「清月堂カフェ花いんげん」と隣接しています。
「菓匠 清月堂」と「清月堂カフェ花いんげん」では、草津温泉の特産品である「花いんげん豆」を使用したさまざまな和菓子やオリジナルティラミスなどを楽しむことができます。
お豆の小宿 花いんげんに宿泊した際、料金支払い時に渡された明細書は、「菓匠 清月堂」と「清月堂カフェ花いんげん」での割引券として利用することができます。
草津温泉のお土産や食べ歩きの際、こちらのお店でぜひ使ってみましょう!
旅館の支払明細書は無くさないように気を付けてね
「花いんげん豆」は、標高900~1,300mの冷涼な高原の環境で育つ草津温泉の名物だよ
1階カフェ「豆の花」
先述の通り、朝食会場やウェルカムスイーツをいただく際に案内される1階カフェ「豆の花」ですが、ここにはウォーターサーバーとコーヒーマシンが設置されています。
ウォーターサーバーの内容は季節によって変わり、自分が宿泊した12月は「レモンウォーター」「赤しそオレンジウォーター」「桑の茶ウォーター」となっていました。
コーヒーマシンでは、いろんなメーカーのコーヒーやジャスミン茶などを飲むことができ、使い方はコーヒーマシンの横に掲示されています。
こちらのウォーターサーバーやコーヒーマシンは24時間利用可能です。お風呂上りなど、自分の好きなタイミングで利用することができるので、ゆったりと寛ぎましょう。
防音について
お豆の小宿 花いんげんは、老舗の宿をリノベーションした宿となっています。そのため、旅館の外の音や隣の部屋の音が少しだけ聞こえるかもしれません。
これらに関しては気になるほどではありませんが、なるべく夜の10時以降は静かに過ごされるよう旅館の方からもお願いされました。
上記のことを覚えておき、旅館での宿泊を満喫しましょう!
宿泊しているほかの方々は、みんな静かに過ごしているから、安心だよ
貸し切り風呂(温泉)は24時間利用可能だから、ゆったり過ごそう
ぜひ、「お豆の小宿花いんげん」に宿泊してみてね!
最後に。。。
今回は、 “お豆の小宿 花いんげん” について紹介しました。
草津温泉の源泉「湯畑」から徒歩約2分とアクセスが良く、個室の貸し切り風呂で「湯畑」源泉を満喫することができ、草津温泉の名物「花いんげん豆」をはじめとしたさまざまな「お豆」をモチーフにした食事や和菓子などを楽しむことができます。
旅館の方々のサービス・対応も良く、「湯畑」からも近いため、草津観光の拠点としてもおすすめの旅館です。
本記事の内容が、群馬県の草津温泉を楽しむことのできるきっかけの1つになることができれば、嬉しいです。
ちなみに、草津温泉周辺のおすすめ観光スポットについては、こちらで紹介しています↓
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