【宿泊記ブログ】伊香保温泉 “和心の宿 大森” 地元食材の夕食・朝食を満喫!

群馬県は、日本全国の中でも有数の温泉王国として知られています。そんな群馬県には、 “草津温泉” “伊香保温泉” “四万温泉” “万座温泉” “水上温泉” “老神温泉” など、様々な温泉があり、中でも草津・伊香保・四万・水上は、群馬県の四大温泉地と呼ばれています。

その中で、伊香保温泉は、群馬県の郷土かるたである「上毛かるた」でも詠われているほどの名湯であり(い：伊香保温泉日本の名湯(いかほおんせんにほんのめいとう))、伊香保温泉石段街は、今から約400年前に作られた伊香保温泉のシンボルとして、多くの観光客が訪れています。

今回は、伊香保温泉のおすすめ宿として、伊香保温泉石段街や伊香保ロープウェイから近く、伊香保温泉「白銀の湯」を楽しむことのできる「和心の宿 大森」について、自分が実際に宿泊した時の体験を基に紹介します。

ちなみに、本記事の内容は、自分が2024年9月に実際に宿泊した時の体験を基に書いています。

群馬県の四大温泉地の1つ「伊香保温泉」

伊香保温泉ってどんな温泉??

まずは、伊香保温泉にまだ行ったことのない方のために、伊香保温泉がどんな温泉か簡単に紹介します!

以上のような特徴があります。

伊香保温泉には、「黄金の湯」と「白銀の湯」という2つの源泉があるので、詳しく紹介します!

黄金の湯と白銀の湯

伊香保温泉には、古来から湧き出していた茶褐色を呈する「黄金の湯」と、近年湧出が確認された無色透明の「白銀の湯」という2つの源泉が存在します。以下で詳しく紹介します。

黄金の湯

• 伊香保温泉で古来から湧き出していた温泉
• 湯に含まれている鉄分が空気に触れて酸化し、茶褐色になっている
• 刺激が少なく柔らかい湯が、体の芯から温め、女性には子宝の湯として知られてきた
• 神経痛、筋肉痛、疲労回復、冷え性、婦人病など、様々な症状に対する効能がある
• 泉質は硫酸塩泉

白銀の湯

• 近年湧出が確認された温泉であり、無色透明な温泉
• 1分間に110リットルという豊富な湧出量
• 病後の回復や疲労回復、健康増進に良いとされている
• 泉質はメタケイ酸単純泉

「和心の宿 大森」概要

伊香保温泉の旅館の１つである「和心の宿 大森」について紹介します!

以上のような特徴のある旅館です。

以降は、「和心の宿 大森」についての基本情報や、実際に宿泊した時の体験記などを紹介します。

基本情報・周辺情報

基本情報

住所	〒377-0102 群馬県渋川市伊香保町伊香保58
TEL	0279-72-2611
アクセス	①JR渋川駅より伊香保温泉行バスにて終点伊香保温泉下車後、徒歩1分 ②関越自動車道「渋川伊香保IC」より車で約20分
駐車場	有(100台・無料)
チェックイン	15:00～
チェックアウト	～10:00
Wi-Fi	有(無料)

周辺情報

• 伊香保ロープウェイー徒歩約0分(旅館の目の前にロープウェイの乗り場があります)
• 伊香保温泉の石段街－徒歩5分(365段ある石段のうち、約260段目あたりに出ることができます)
• 伊香保神社－徒歩約7分(石段をのぼり、一番上にあります)
• 伊香保グリーン牧場－車で約5分
• 水澤観音－車で約9分
• 渋川スカイランドパーク－車で約12分
• 伊香保おもちゃと人形・自動車博物館－車で約15分

「和心の宿 大森」宿泊体験記

伊香保温泉「和心の宿 大森」に宿泊した時の体験記を紹介します!

「和心の宿 大森」の外観及びロビー

「和心の宿 大森」は、伊香保温泉石段街や伊香保ロープウェイのすぐ近くにあります。

自家用車で来られる場合は、伊香保温泉石段街の方へは向かわず、八幡坂を上っていき、伊香保ロープウェイを横切ると、正面に旅館が見えてきます。

後ほど詳しく紹介しますが、自家用車は駐車場には止めずに、自家用車のまま旅館の入り口に向かいましょう。その後、スタッフの方の案内に従って、旅館の中に入り、チェックインを行います。

「和心の宿 大森」の部屋の様子

今回宿泊した部屋は、1人用の客室である「こじんまり和室(6畳)」です。

1人で宿泊する用の客室であり、部屋の広さが6畳と、比較的小さめな和室です。

こじんまりとしたお部屋ですが、和の趣を感じる落ち着いた雰囲気を感じることができ、ゆったりとした時間を過ごすことができると思います。

お部屋には小さめのテーブルや座椅子、テレビ、空気清浄機、小型の冷蔵庫、電子ポットなどが用意されており、自由に使うことができます。

お部屋のタイプはこじんまり和室以外にも、スタンダードな和室(10～14畳)、ファミリールーム・グループルーム(33畳)、和モダンツイン(温泉付き)、和洋室(10畳＋ベッド2台)、展望温泉付き和室などがあるので、自分の状況に合わせて、宿泊する部屋のタイプを決めましょう。

布団を敷くとこんな感じになります。布団は夕食を食べている間にスタッフの方が用意してくれます。

布団はふかふかで気持ちよく、枕は固めと柔らかめの両方が用意されているので、好きな方を使ってゆっくり休みましょう。

クローゼットの中には、温泉で使うためのバスタオル・フェイスタオル、歯ブラシなどのほか、消臭剤や金庫なども入っています。

トイレと洗面台は別々のセパレートタイプです。洗面台にはハンドタオル、ハンドソープ、ドライヤーもあるので、必要な時に使いましょう。

「和心の宿 大森」の食事

「和心の宿 大森」での食事は、地元群馬の野菜や地魚など「地産地消」にこだわる創作会席となっています。

食事の会場は、旅館の2階(桜楓)、3階(竹林)、5階(ひふみ庵)、6階(いろは亭)のいずれかとなっており、チェックインの際に、スタッフの方から案内されます。

夕食

「和心の宿 大森」の夕食です。群馬県のブランド牛である赤城牛を使った「赤城牛きのこ鍋」をメインに、甘鯛丹波焼き、上州地鶏二身焼き、裏白椎茸、松茸芋など、地元食材をふんだんに使った創作会席となっています。

地元食材のほかに、向付(むこうづけ)として鱒(マス)・松皮鯛(たい)・鮪(まぐろ)の刺身や、水物として赤肉メロン、巨峰ぶどう、抹茶カステラ、一口プリンなども楽しむことができます。

いろんな種類の料理が用意されているため、いろんな味を楽しむことができ、飽きることなく旅館の夕食を満喫することができると思います。

朝食

「和心の宿 大森」の朝食です。群馬県のブランド豚である「和豚もち豚」100％のスモークドウインナーや群馬県のブランド米「花ゆかり」をはじめとし、地元野菜や食材をふんだんに使われた創作会席となります。

納豆や焼き鮭、卵焼き、味噌汁など、朝食の定番メニューも用意されているので、定番メニューと一緒に、群馬県の地元食材を使った料理を楽しんでください。

「和心の宿 大森」の館内温泉

泉質

伊香保温泉にある旅館の温泉は、旅館によって源泉が異なっており、「和心の宿 大森」では、伊香保温泉「白銀の湯」を源泉としています。

【伊香保温泉 白銀の湯】

泉質	(メタケイ酸)単純温泉
特徴	無色透明、無味無臭
効能	病後回復期、疲労回復、健康増進など

単純温泉とは、含有成分の量が一定量に達していないものをいい、刺激が少なく、柔らかい泉質となっています。また、メタケイ酸には肌の新陳代謝を促進する働きがあるらしく、美肌効果や疲労回復、健康増進効果が期待されます。

「和心の宿 大森」の温泉は、この「白銀の湯」を源泉としています。館内には①大浴場と②展望露天風呂の2つの温泉施設が用意されています。

大浴場「楽々湯」

「和心の宿 大森」の大浴場(内湯)である「楽々湯」

旅館の1階にある大浴場であり、大人10人くらいが浸かることのできる内湯(浴槽)、シャンプー・コンディショナー・ボディソープ完備の洗い場10席、定員3名のサウナ及び水風呂などで構成されています。

体感ですが湯温は約41℃くらいで、熱すぎず、ちょうど良い湯加減となっており、湯あたりも柔らかく、ゆったりとした時間を過ごすことができると思います。

展望露天風呂「ほの香」「浪漫」

「和心の宿 大森」の展望露天風呂である「ほの香」「浪漫」

旅館の8階にある庭園露天風呂であり、大人30人ほどが浸かることができる大きめな露天風呂を楽しむことができます。

「和心の宿 大森」の露天風呂は、標高約800mの所にあり、赤城山、武尊連邦、子持山、小野子山、谷川連峰などの豊かな自然を見渡しながら、露天風呂に浸かることができます。夜になると、お湯に浸かりながらきれいな星空を眺めることができます。

「ほの香」と「浪漫」は、時間帯によって男女入替制となっています。

洗い場は無く、露天風呂に浸かるのみとなっているので、洗い場を利用したい方は、先ほど紹介した1階の大浴場「楽々湯」を利用しましょう。

貸切露天風呂「なごみ」

「和心の宿 大森」の貸切露天風呂である「なごみ」

旅館の8階と、展望露天風呂「ほの香」「浪漫」と同じ階層にあり、陶器の露天風呂に浸かりながら貸切温泉を楽しむことができます。もちろん、赤城山、武尊連邦、子持山、小野子山、谷川連峰などの豊かな自然や伊香保の街並みを見渡すこともできます。

完全予約制のため、事前に旅館の方へ問い合わせを行った後に利用しましょう。

宿泊時の補足

これまで紹介してきた宿泊体験記について、いくつか補足したい点があるので、宿泊時の参考にしてください!

自家用車で来られた場合(駐車場)

「和心の宿 大森」に宿泊する際には、旅館の駐車場を無料で利用することができます。

自家用車で来られる際は、まず、自家用車に乗車したまま旅館の前まで向かってください。旅館の前に自家用車を停車すると、旅館のスタッフの方が出迎えてくれます。その際、自家用車の鍵をスタッフの方に預けてください。

鍵を預けた後、スタッフの方が自家用車を駐車場に移動させてくれます。その際、鍵の引換券を渡してもらえるので、大切に保管しましょう。

帰る際は、チェックアウトの時間帯に、スタッフの方が自家用車を旅館の前に移動してくれるので、引換券を渡して鍵を受け取り、チェックアウトを行いましょう。

このように、駐車場を利用の際は、スタッフの方が自家用車の移動を行ってくれるので、安心して旅館での時間を過ごしましょう。

入り口近くにある浴衣及び帯

旅館の入り口からエレベーターにかけての通路には、浴衣や帯が用意されているスペース(棚)があります。

「和心の宿 大森」で使用する浴衣と帯は、ここから部屋に持ち込むことになっています。

浴衣のサイズは、小さめのものから大きめのものと幅広く揃っており、子供用の浴衣も用意されています。また、帯に関しては、男女兼用のリバーシブルタイプとなっています。

旅館の部屋には浴衣や帯は用意されていないので、浴衣・帯を利用される方は、ここで忘れずに持ち込むようにしましょう。

モーニングコーヒーのサービス

「和心の宿 大森」では、モーニングコーヒーのサービスを行っています。

モーニングコーヒーのサービスを行っている場所は、旅館のフロント・ロビーのある旅館3階であり、無料で利用することができます。

時間帯は7:00～9:30で行っています。朝食の時間帯が、一番早い時間で7:30からなので、朝食前でも利用できます。

利用の際、特に受付なども必要なく、セルフでの利用となるので、朝食前や朝食後に、自由に利用しましょう。

伊香保温泉石段街から徒歩5分

伊香保温泉の温泉街である「伊香保温泉石段街」

今から約400年以上も前に作られた伊香保温泉の温泉街であり、「温泉街が1年365日、にぎわうようになってほしい」という願いから、365段の石段からできています。

石段の両脇には、お食事処やお土産屋さん、射的場など、たくさんのお店があり、伊香保温泉石段街は伊香保温泉のシンボルといえます。

「和心の宿 大森」は、伊香保温泉石段街から徒歩約5分ほどの所にあり、石段街散策にも非常に便利な旅館となっています。旅館を出て坂道を下り、石段街の方へ向かうと、石段約260段目あたりに出ることができます。

伊香保温泉石段街については、以下の記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてください↓

旅館のすぐ近くにある伊香保ロープウェイ

伊香保温泉街と物聞山(ものききやま)山頂(上ノ山公園・標高955m)を結んでいる「伊香保ロープウェイ」

山頂まで約4分ほどで到着することができ、山頂にある上ノ山公園では、展望台から関東平野や周囲の山々を一望することができたり、秋の時期の紅葉を楽しんだりすることができます。

この伊香保ロープウェイは、「和心の宿 大森」のすぐ目の前にあります。徒歩で気軽に向かうことができるので、「和心の宿 大森」に宿泊の際は、ぜひ立ち寄ってみて、山頂から見ることのできる絶景を楽しんでみてください!

最後に。。。

今回は、伊香保温泉「和心の宿 大森」について紹介しました。

伊香保温泉「白銀の湯」を源泉としており、大浴場や展望露天風呂でゆっくりと寛ぐことができます。

また、伊香保温泉石段街や伊香保ロープウェイからのアクセスも良いため、伊香保温泉観光にも便利です。

さらに、赤城牛や上州もち豚、ブランド米「花ゆかり」、地元野菜など、群馬県の地元の食材をふんだんに使った夕食・朝食も魅力的です。

本記事の内容が、群馬県の伊香保温泉を楽しむことのできるきっかけの1つになることができれば、嬉しいです。

ちなみに、「和心の宿 大森」のほかにも、伊香保温泉にはおすすめの旅館がいくつかあり、こちらで紹介しています↓